今週のお役立ち情報

「あなたの部屋からウイルスが...」を防ぐ掃除のポイント14

2008年10月25日15時00分 / 提供：ライフハッカー[日本版]

知ってました？　アリゾナ大学のCharles P. Gerba教授によると、あなたがウイルスをもらって病気になってしまう確率が一番高い場所は、おそらく病院の次にあなたの家なのだそうです。「Reader's Digest.com」では、エコで、なおかつ効果的なお掃除する方法を14項目紹介しています。

　
1) 効率よくお掃除しましょう

床を掃いたあとに天井のホコリを落とすのは順序が逆です。基本は左から右へ、上から下へ。行ったり来たりしないですむような動きをしましょう。

　
2)　え、こんなものもお掃除するの？

例えばマットレスは菌の温床です。シーツはこまめに洗い、表面は熱いタオルで毎月拭き取り、よく乾かしましょう。その他に気づかないものとしては、電話の受話器、室内のゴミ箱、シャワーカーテン、食洗機、暖炉、空気清浄機のフィルターなどです。

　
3)　使い古しのウールでホコリを取りましょう

ウールは静電気を起こすため、ホコリが吸い付きやすくなります。磨き粉やスプレーを使わなくても十分きれいにになりますよ。

　
4)　銀製品には歯磨き粉

銀専用の磨き粉の中には、人体に害を及ぼす物質が含まれていることがあります。その点、歯磨き粉なら安心。指につけてこすり、ぬるま湯で流したあと、やわらかい布で拭きましょう。重曹が含まれている歯磨き粉なら、さらに効果があります。

　
5)　流しにはケミカルを使わないで

市販の洗剤は、化学反応を起こして発生するにおいのある気体にも害があることがあります。代わりに、お湯と、手のひらいっぱいの重曹と、カップ半分のお酢を使いましょう。ペットショップなどに売っている、生きた酵素も汚れの元になるバクテリアを食べてくれます。

　
6)　窓にも市販の洗剤は不要

1／3カップのお酢にスプーン1杯の食器洗い洗剤を加えたもの、もしくは、水に1／4カップの消毒用アルコールを加えたものを使いましょう。注意点は、スポンジにしみこませて泡を作り、窓につけて5分待つということです。しばらく置いておかないといけないので、すぐ乾いてしまうような晴れの日は避けてください。5分経ったら乾いた布できれいに拭き取りましょう。

　
7)　強力だといわれている洗剤もいりません

スプレーボトルに、水と消毒用アルコールや、普通の食器洗い洗剤を加えたものでも、十分きれいになります。

　
8)　トイレ掃除にもお酢を

まずお酢をボトルのキャップ1杯程度、便器にたまっている水に加え、薄めていないお酢をスプレーボトルに入れて中にスプレーします。さらにそこに重曹をパラパラとふりかけて15分おき、ブラシでこすります。さらに1ヶ月に1回、カップ1杯のお酢を便器に流して一晩置きましょう。旅行に出かける前にもお酢を流しておくと、アルカリ性の汚れが付着するのを防いでくれます。

　
9)　キッチンの床も簡単にお掃除

フローリングには、1/4カップのお酢を綿100%の布にしみこませて拭いてください。タイルにはただの熱いお湯、もしくは少量の食器洗い洗剤を加えたものを使って拭くので十分です。

　
10)　洗濯機、乾燥機のお掃除もお忘れなく

ある研究では、洗濯機の洗浄をしないで普通に洗濯したあとの衣類の40%から、O-157が見つかったのだそうです。洗濯の際には、オキシドールを少し加え、高い温度のお湯を使って洗うと洗濯槽も掃除ができるのですが、これでは衣類の傷みも気になりますね。その場合は、洗濯槽専用の消毒剤を使ってください。

　
11)　まな板の消毒をしましょう

おそろしいことに、家庭のまな板には便座の200倍ものバクテリアがいる、という研究結果もあります。まな板に漂白剤を使いたくなければ、食洗機で洗う、もしくは、5%に薄めたお酢をスプレーして一晩置く、電子レンジで30秒チン、消毒用アルコールで拭く、等の方法があります。

　
12)　スポンジは毎日消毒しましょう

電子レンジで30秒チンするだけで、たくさんのバクテリアをなくすことができます。

　
13)　エコな洗剤を自分で作りましょう

お酢や重曹を使ったものなら、家庭で簡単に作れますね。その他に、オリーブオイルとお酢のミックスで家具磨き、というものもあります。

　
14)　カーペットもエコにお掃除

市販のクリーナーを使わなくても、重曹をパラパラとかけてから掃除機をかければ、臭いも一緒にとれますよ。

いかがでしたか。項目はたくさんありますが、基本はお酢と重曹ですね。体に悪いケミカルが含まれる洗剤を買い込まなくても、おうちのなかはシンプルにきれいにすることができるんですよ。外でウイルスをもらってきてしまうのは、ある程度仕方がないことですが、家の中で病気になってしまうということがありませんように。　

[14 Tips for Health-Friendly Cleaning]

（山内純子）