Google携帯Androidを搭載したG1が発表されたが、iPhoneに比べると反応は冷めている。iPhoneの登場に比べるととても地味なのは確かだ。しかしストリートビューを持ち歩けるこの携帯のポテンシャルはとても高い。
というのは、自分が現在いる場所から自動でストリートビューを表示できる。これができると風景にタグを載せることができるので、一種の拡張現実ができてしまう。たとえば街を歩いていて、映画館の近くに来るとストリートビューから映画の上映時間や空き状況などがわかってしまう。これ以上ないくらい直感的なインターフェースだ。携帯電話の使い方が根本的に違ってくる。というよりAndroidにとって電話の機能はPCにおけるSkype的なものといったほうがわかり易い。
Googleがストリートビューに力を入れていることはPCから実際使ってみるとよくわかる。かなり気合の入ったプロジェクトだ。狭い道も見れたりと作業自体はとても泥臭い。初めて使ったときこんな企画をよく通したなと驚いたが本来の使用目的はAndroidなのだろう。
強いてストリートビューの弱点を挙げるとすると更新が厄介なことだ。風景は写真画像として保存されているので更新する手間は少なくない。
iPhoneとAndroid G1を比べるとiPhoneのほうが魅力的な端末であることは多くの人が同意するところだろう。しかし、ストリートビューの今後の進化によりAndroidが実現する真のユビキタスコンピューティングはすぐそこだ。Androidの勉強つづけておけばよかったな。
|