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政治
民主党不快感示す 反自公票の分散を懸念 社民党道連の本田氏擁立(10/26 00:27)社民党道連(山内恵子代表)が次期衆院選道2区(札幌市北、東区)で独自候補の擁立を決めたことに対し、同じ野党の民主党関係者は不快感を表明した。一方、自民党は「非常にありがたい判断だ」(道連幹部)と社民党の判断を歓迎、好対照の反応を示した。 「二大政党制は民主主義の墓場。多様な声を国会に届ける必要がある」。二十五日、本田由美氏の出馬会見に同席した山内代表は、独自候補擁立の狙いをこう強調した。 これに対し、民主党幹部は「なぜ妨害をするのか」と社民党の対応を厳しく批判。政権交代を目指す民主、社民両党は、道外では積極的に選挙協力を行い、仮に選挙で野党系の獲得議席が自民、公明両党の議席を上回れば、連立政権を組むことが有力視されているからだ。 社民党は、二〇〇三年に議席を失って以来、道内の衆院議席ゼロの状態が続く。それだけに、今回も民主党側には「比例代表選に専念してもらえれば」との期待感があった。 今回の決定は社民党道連主導で決められたとみられ、同党の本州選出衆院議員も「道連の方針は全く聞いていない」と戸惑いを隠さない。 道2区では選挙のたびに自民、民主両党の候補がしのぎを削っており、前回〇五年選挙ではわずか二千得票余りの差で民主党候補が逃げ切った。 前回候補を立てなかった社民党の参戦により、反自公票が分散するのは確実で、自民党関係者は「社民党から思わぬプレゼントをいただいた」と話す。
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