2007年06月04日
外国為替取引って何だろう?その1
皆さんこんばんは!千里眼です。
ご周知のとおり、毎週月曜・水曜に「FX入門講座」を担当させていただくことになりました。皆さんと一緒に、為替取引に関するたくさんのことをお勉強していければ良いと考えておりますので、何卒宜しくお願いいたします。
私が担当いたしますのは「FX初級編」となります。
特にこれから外国為替証拠金取引を始めよう!と、お考えの方や、実際に始めては見たものの、イマイチ理解し切れていない方などを対象としておりますが、やはり思うように運用できていない方、収益が上がらないという方には、基本的な考え方や運用ルールの認識がお間違えになられている可能性もありますので、思い当たる節がある方は、もう一度原点に帰って再確認してみるのも良いかもしれません。
ちなみに私は、文章を書くのが下手だと思いますので(苦笑)、理解に苦しむ点がありましたら、お気軽にご質問いただければと思います。
早速ですが、既にこの記事をご覧になられている方の大半は、既に外国為替取引をされている方、興味のある方がほとんどかと思いますが、そもそも「外国為替取引って何だろう?」っと考えたことありますか?
結論から言ってしまいますと「異なる2国間の通貨交換」と定義されます。英語表記では「Foreign Exchange」と明記し、やはり直訳すると通貨交換です。外国為替証拠金取引は通称FXと呼ばれますが、語源は上記の「Foreign Exchange」から来ています。(どうしてFEじゃないんですか?っというツッコミがありそうですが・・・)
本来の為替取引とは、遠隔地などにおける振替行為の総称を指していました。例えば、皆さんの身近なこととして、東京で預けたお金を大阪で引出した場合でも、一応為替取引に該当します。(この場合は内国為替と呼びます)
このように、日常的に全世界中にある様々な外貨需要が外国為替市場を形成しているのですが、もちろんその市場参加者の需要も様々で、貿易に絡む決済取引や、資本取引(昨今の企業買収なども含め)のような「実際に資金を必要としている実需筋」もいれば、「投機的取引を目的とした投機筋」と呼ばれる参加者もいます。
言わば用途の違った様々な投資家が参加している巨大な金融マーケットですので、東京証券取引所のような投機マーケットとは、性質がまったく異なるものだと認識された方が良いかもしれません。
というのも、外国為替市場の面白いところは、株式の場合は買ったものはいずれ売却されます。反対に売ったものはいずれ買い戻されますが、為替取引の場合、例えば円を売ってドルを買った場合、必ずしもそのドルが市場に戻ってくるとは限らないからです。(どこかで使ってしまう可能性は十分に考えられますよね!)
少々大袈裟かも?しれませんが、外国為替証拠金取引という投資商品を通じて外国為替市場に入るわけですから、どうしても投機一色の傾向になりがちなのですが、単純に「ドルや円やユーロを売り買いするだけでしょ?」っと思わないで頂いて(笑)、外国為替市場の根底から一緒にお勉強していければ良いと思います。