経済的に困窮している妊婦に出産費や健診費を支援するNPO法人「円ブリオ基金センター」(東京都渋谷区)が26日から11月1日まで、緊急無料電話相談「SOSほっとライン」を開設する。
出産時には公的医療保険から35万円の一時金が支払われるが、それだけで賄えない場合も多い。健診費は5回分を国が措置、自治体によっては一般に必要とされる14回分まで助成しているが、ばらつきもある。最近は失業などで国民健康保険の保険料を滞納し一時金が受け取れないケースも増えているという。
電話は円ブリオ基金センター(0120・70・8852)が午前10時~午後5時、聖母病院(0120・71・8852)が午前10時~午後7時まで。望まない妊娠や育児不安、高齢出産、10代の妊娠などの相談にも乗る。
毎日新聞 2008年10月25日 19時57分