(cache) 「周産期センター返上を」の意見 墨東病院内部で、都も把握
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  • 「周産期センター返上を」の意見  墨東病院内部で、都も把握

     複数の病院で受け入れを断られた妊婦(36)が亡くなった問題で、搬送をいったん断った後、受け入れた東京都立墨東病院内部から医師不足を理由に「総合周産期母子医療センターの看板を下ろしたい」などとする声が以前から上がっていたことが25日、分かった。都も、病院内で指定解除の要望が出ている事実を把握していた。

     墨東病院は5年前から産科医が定数9人に達しない状態が続いていた。関係者によると、同病院では週末の当直医が7月から1人になったが、それ以前から「このままでは周産期医療センターの看板を下ろさないとつらい」などの声が出ていた。

     しかし同病院は都立病院唯一の総合周産期母子医療センターで、墨田、江東、江戸川区の周産期医療の拠点病院。そのため「代わりの施設がない」と、現場の医師の努力で維持していたという。

     都病院経営本部によると、病院側との会合で「『看板を掲げていていいのか』との声が出ている」との報告を受けていたという。

      【共同通信】

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