ネット証券のジョインベスト証券は25日、今月14日の取引で約定が遅れるなどのトラブルがあったと発表し、「不手際を起こし、深くおわびします」と謝罪した。対象口座は約1500口座に上るという。ジョインベストは野村ホールディングスの子会社。
14日の東京株式市場は、幅広い銘柄に買い注文が殺到。ジョインベストの取引のうち225銘柄が値幅制限いっぱいのストップ高になり、買い注文を出した投資家への比例配分になった。しかし事務処理に時間がかかり、取引の成立が翌日の夜以降になった。
さらに、処理の遅れにより画面にいったん「失効」と表示されてしまい、取引できなかったと勘違いした投資家もいたという。金融庁も同社から報告を受け、調査に乗り出している。