2008/10/23
鳩山幹事長、インドのシン首相と会談
|
|
|
鳩山由紀夫幹事長は23日午前、都内で来日中のインドのマンモハン・シン首相と会談。両国のさらなる関係強化に向けて、意思を確認した。会談には岩國哲人国際局長、奥村展三役員室担当が同席。小沢代表は体調不良のため急遽欠席となった。
冒頭、鳩山幹事長はシン首相らに対して歓迎の意を表明。シン首相は、小沢代表の欠席については「誠に残念」と述べたうえで、「お会いできて光栄」と幹事長との会談実現について語った。
会談で鳩山幹事長は、自身のこれまで2度のインド訪問に触れたうえで、両国間の緊密な関係を願いつつ、特にインドの経済発展を喜ばしいと評価。シン首相が2年前の訪日時に行った国会での演説にも言及し、世界平和を願う演説に感激したと述べた。
シン首相は、文化・文明をはじめ経済面など、今日までの両国間のつながりの深さを強調、特にODA(政府開発援助)において最大利益国であり、地下鉄等の建設に関しても日本の支援が甚大だったとして感謝の言葉が述べられた。民間においても日本の投資により日印貿易ビジネスが進展し、雇用も生み出していると紹介。今後、より一層深い結びつきを望みたいとして、EPA(経済連携協定)の成立、地域協力の促進、国連の改革、地球環境問題に対して前向きに取り組む意向が示された。
鳩山幹事長は、インドは精神文化が発達している国との私見を述べ、両国で協力し、今日の行き過ぎたマネーゲームシステムをコントロールしていくべきとの考えを明示。仏教の基本を平和活動により活かしてほしいとも求め、原子力利用の透明性の確保、核廃絶に向けた全力の取り組みをと要請した。
シン首相はそれぞれ前向きに努力していく姿勢を示し、核廃絶についても国際的認識と同じであるとした。
会談では両国の協力・友好関係を確認。シン首相からは、小沢代表にも今度インドに来てほしいと、代表を歓迎する言葉も幹事長に託された。
|
|
▲このページのトップへ |
|
|