東京五輪の開幕直前にデビューし、44年間現役で走り続けた初代新幹線「0(ゼロ)系」が11月末、定期運行を終了する。0系は既に山陽区間でしか運行していないが、停車駅には雄姿を見届けようと関東地方からもファンらが詰め掛け、引退記念の駅弁やグッズの売り上げも好調。今月末には「ラストラン」となる最終列車の乗車券が発売予定で、盛り上がりに拍車をかけそうだ。
新大阪駅発の0系は午前6時台と同7時台の「こだま」2本だけ。夏ごろから、週末になると“団子っ鼻”の先頭車両をバックに記念撮影する地元のグループや、関東など遠方から訪れる鉄道ファンの姿も見られる。(16:00)