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- 主人公
吾妻 はじめ (あずま はじめ)
- 取り立てて変わったところのない、成績真ん中、運動そこそこの好青年。
余命半年を言い渡されるまでは普通の少年だった。
手芸好きで、女の子ばかりの手芸部でたった一人の男性部員。
手芸の腕は超一流だが、男の子としては微妙な心境。
実家は喫茶スペースを併設した手芸展。部員たちの放課後のたまり場となっている。
恋も知らない間に命を落とそうとしているので苦しみ悩むが、周囲の笑顔を曇らせないために、誰にも言わず親にも口止めをして生活することを選ぶ。
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- キング・オブ・不器用
潮見 ひかり (しおみ ひかり)
- 活発でとても素直な女の子。勉強も運動も中の上くらいの優等生タイプ。
だが、主人公の前ではついつい子供っぽくなってしまう。
両親とも学者で世界中を飛び回っており、ほとんど家にいない。そのため、主人公の家で食事をすることが多い。
なぜ手芸部に? と首をかしげたくなるほどの超絶不器用。
さらに、とんでもない大食いで、甘い物に目がない。見ているだけで気持ち悪くなりそうな量をペロリと食べる。その胃袋はまさに宇宙。
好物は “こしあん” 。
「んもう! はじめちゃんのバカぁーっ!」
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- ほんわかお嬢様。笑顔の奥に毒あり?
羽鳥 詩 (はとり うた)
- ほんわかおっとり系の同級生。お金持ちのお嬢様。
頭も良く、なんでもできるが運動だけはダメ。特に走るのが大の苦手(巨乳が邪魔で)。
手芸部にはひかりの付き合いで入部。
幼い頃からヴァイオリンを習っており、ほぼ毎日レッスンがあるため手芸部への出席率は低い。
ひかりとは非常に仲がよく、いつも一緒にいる。
あまり物事に動じない女の子で、いつもマイペースに見えるが実際には感受性の強い少女で、深く色々なことを考えている。
そのせいか、なにをするにも他人に遠慮しがち。
洞察力が鋭く、ある意味毒舌家というか腹黒く感じられるほど。
「うふふ、私のことならお気になさらずに」
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- 委員長はキックの鬼
茅野 美那 (かやの みな)
- アイドル顔負けの超美少女。
が、あまりにガードが堅くて誰も口説けないという伝説の持ち主。
華やかな容姿とは裏腹に、性格は堅くてマジメ。というか堅物。ツンデレどころかツンドラ。
クラス委員、学生自治会、学園祭実行委員と、“委員” と名の付くあらゆるものに所属している。
口よりも手よりも先に、まず足が出る。得意技はドロップキックと延髄切り(食らうのは主に主人公)。
勉強も運動もトップクラスだが、その実、影では血の滲むような努力をしている。
手芸部に入部した理由は、『美少女転校生』というフレーズをおもしろがった遥海が部室に拉致してきたのがキッカケ。
そして、だらしない手芸部の実情を見て 「私がなんとかしないと!」 と、マジメ魂に火がついた様子。
「アンタ……はり倒すわよ?」
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- 走り出したら止まらない暴走娘
桜井 紗希 (さくらい さき)
- 明るく元気でおバカな女の子。
特になにも考えていないように見えて……やっぱりなにも考えていない。
運動が得意で、よく他の部活の助っ人をしている。
遥海と並ぶ手芸部のトラブルメーカー(悪意はない)。主人公はなにかと世話を焼くハメに。
手芸部唯一の後輩にして、ハイテンションな美少女。悩みもなにもまったくない感じで、いつも楽しそうにしている。
手芸部に入ったのは、主人公が新入生歓迎会でやった芸がおもしろかったから。
ヒロインたちにも懐いているが、時々美那には派手に怒られている。
そのうちこの子が部長になるかと思うと、今から気が遠くなるとみんな思っている。 手芸自体には興味を持っているが、誰も考えないようなアバンギャルドな編み方や、謎の形を作ってはみんなを混乱させていく。
「先輩先輩先輩っ! 今日も一日がんばりましょーっ!」
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- クールでクレバーな部長
真里谷 遥海 (まりやつ はるみ)
- なによりも “おもしろいこと” が大好きで、常にトラブルを運んでくる人。
乳が小さいことを “ちょっと”気にしているらしく、よくやっかみで詩の胸を揉む。
主人公の家でバイトをしているが、生活費というより退屈しのぎ。
さらにとんでもない放浪癖があり、「ちょっと散歩行ってくる」 のひと言で、地球の反対側まで行って帰ってくることもしばしば。
ちなみに、手芸をしたことはタダの一度もない。そんな彼女が手芸部の部長をやっているのは、彼女が入学した頃、廃部の危機に陥っていた手芸部をおもしろ半分で存続させてしまったため。
「よっ、今日もオモシロそうなことしてるねっ」
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- カラ回る男
上総 真司 (かずさ しんじ)
- 主人公の悪友。ちょっぴり変態。家は魚屋。
出所不明の妙な知識をたくさん持っている。
詩が好き。というか、詩の巨乳が好き。
わりと熱い性格で、友達のピンチは見過ごせない。
明るく顔もいいのでわりとモテるが、ちょっとしゃべるとすぐにボロが出るので、いまだに彼女はナシ。
テニス部に所属している。
主人公、ひかり、幾人とは近所に住む幼なじみ。
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- クールな会長
清川 幾人 (きよかわ いくと)
- 学生自治会(通称:学生会)の会長。
冷静沈着で成績も良く、さらに痩せ型で背が高く顔も良い(+メガネ)。女子からの人気も高い。
主人公やひかり、真司とは幼い頃からの付き合い。そして幼なじみたちの前では本来のイジメられッ子気質が出てしまう。
色々と根に持つ性格で、10年以上前に主人公から受けた 『かくれんぼ置き去り事件』をいまだに恨んでいる。
その他にも『どぶ川漂流事件』 『ジャングルジム貼り付け事件』 『砂場生き埋め生首事件』などがある。
幼少期に受けたそれらの恐怖体験が、彼の性格をちょっぴり屈折させてしまった。
昔からひかりのことが好き。だが、本人にはまったく気付いてもらえない。
根本的に人が良いので、主人公に復讐しようとしつつも憎めずにいる。
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- はじめの父
吾妻 晋平 (あずま しんぺい)
- 主人公の父親で、手芸喫茶 『マナ』の店長。
妻と息子を愛して止まない42歳(厄年)。
いつも物静かで笑顔を絶やさない。生まれてこの方、はじめは怒られたことがないほど。
かといって、気弱というわけでもない。
手芸の腕ははじめをも上回る。
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- はじめの母
吾妻 陽子 (あずま ようこ)
- 『マナ』では主に喫茶店のほうを担当。
夫である晋平にラブラブな40歳(自称25歳)。「ぞっこんラブ(死語)」と言ってはばからない。
名前の通り、明るく元気な人。怒ると怖い。
晋平と出会う以前の経歴が謎(ヤンキー?)。怒るとちょっぴり口が悪くなる。
「最後の瞬間まで、笑って見守ってあげる。それが母親ってもんさ」
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