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・最寄駅は「JR田町」駅または「白金高輪」駅です。各駅からの道順が,hpに詳しく記載されていますので,そちらをご参照ください。
・予約の際,「非通知コール」は受け付けていません。電話番号の頭に<186+>を付けるなどして対応してください。
・リコンファーム:予約日の<前日>に,店から再確認の電話が入ります。
・<席>だけの予約は受け付けてもらえません。「コース料理」をあらかじめ頼んでおく必要があります。「ならば」と,ランチはやめて<夜>に訪問することにしました。(夜:¥8,500~)*
(「ア・ラ・カルト」は誰が注文できるのか-という疑問は依然として残っています)
・オープンキッチンを囲むL字型のカウンター席と,やはりL字型に配されたテーブル席。
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2.料理
■席に着くと,まず店員が簡単にコース料理内容の説明を行います。**
■続いて<飲み物>のオーダー。※次項参照
■以下,¥8,500コースの内容から。7品程度で構成されているようです。
<お通し>松の実の飴がけ
<前菜>
①上海よだれ鶏麻辣味・大和かしわ(紹興口水白斬鶏),
②ピータン(糖芯皮蛋)の甘酢がけ:揚げたピータンと通常のそれとの組合せ,
③干し肉,きゅうりの即席醤油味の漬物,
④アヒルの塩漬け卵風味,かぼちゃの炒め物(鹹蛋南瓜片):<香港>の家庭料理。
まず,香菜を多く添えているのが印象的です。甘み,酸味や塩味などを意識して使い分けることで,味がぼけてしまわぬよう配慮しているのだな-と思いました。
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⑤家鴨の舌の山椒,唐辛子炒め(麻辣炒鴨舌):山椒,唐辛子,八角,フェンネル,ローリエ,白胡椒,中国大蒜や香菜などで,家鴨(アヒル)の舌が燻製状態になっています。
<鴨舌>というと,私が思いつくのは黒猫夜の「百家風鴨舌の炒め」ぐらいで,日本ではまだまだポピュラーではないと思います。また,これだけのハーブを使用するからには,「鴨舌」というのは相当クセが強いに違いない-と想像されるかもしれません。しかし,それこそスナックのように抵抗なく食べ進んでしまいます。(いったい何羽分使っているンだろう?)
⑥カサゴの唐揚げ:形を崩さないよう,時間をかけて丁寧に油通しした「カサゴ」に,「甘酢あん」を添えた料理です。台湾産の「黒タピオカ」が「あん」に含まれているため,変化を期待しましたが,「あん」そのものに工夫は見つけられませんでした。カサゴを活かすためか,アッサリ仕上げています。
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<お食事>
⑦桃の木麻婆豆腐とご飯;「豆板醤やトウチを使わず」唐辛子だけで作った麻婆豆腐です。また,豚ひき肉以外に<牛角切り>が入っているという特徴も兼ね備えています。ご飯も,単体での美味しさが意識されていますね。
しかし,「それだけでは決して美味しいと思わないご飯」と「ひき肉麻婆豆腐」の組合せの方が,私の好みに合っています。これは「馴れ」だけの問題なのかもしれません。
<デザート>
(杏仁豆腐,マンゴープリン,上海風黒ごま入り白玉のおしるこ,老酒のアイスクリームなど)から一品を選びます。
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3.飲み物
■リストの中から適当にワインを選びましたが,「前菜」との相性が特にピッタリでした。シェフが自分の料理に合わせて選んだワインをリストに載せているのでしょう。
(別のリストを用意しているのでしょうか。見せられたリストだけだと,ワインの揃えが豊富だとは決して思えません)
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4.まとめ
・予約時の応対に「ぎごちなさ」を感じます。
・また,予約確定までの作業にちょっとした煩わしさを感じるかもしれません。これも<ミシュラン効果>なのでしょうか。
・香港,上海,四川,広東や北京など,幅広い地域の・特徴を感じさせる中国料理を提供しています。
・予約なしでの入店は困難だと思います。しかし,予約するなら,あらかじめコース料理を選ぶ必要があります。よって,次回の訪問時は料理内容を変えてくれるのかどうか-それだけがちょっと気がかりです。
* -はじめての訪問で,どんな料理なのかすらわからないから,選べるハズがない-と不満や疑問を持ったなら,(a)コースの内容を店に自分が納得するまでとことん確認してみる,(b)訪問を断念する,のいずれかを選択するほかありません。
** 「予約の際に,すでに<コース料理>で伺っておりましたので‥」と店員が説明しはじめるのに合わせて,私は-「コースを選んでください」とそちらが言ったから頼んだまでのことダヨ-と,ついつい心の中で軽いツッコミをはさんでしまうのだった。
※「暗くなるまで待って」1967年,米。[監督] テレンス・ヤング,[キャスト]オードリー・ヘプバーン,アラン・ラーキンほか。