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海外で相次ぐ韓国経済楽観論

 海外投資家とマスコミの間で韓国経済悲観論が広まる中、韓国はアジア通貨危機のような経済危機を招かないだろうとの楽観論も相次いで出ている。ニューヨーク・タイムズ紙は24日、経済面の「国境のない災い」と題する記事で韓国経済の状況を説明した後、「アジアの大国が98年のアジア通貨危機以降、再びその脅威にさらされている。世界金融危機が沈静化し、韓国も自ら乗り越えていくだろうとエコノミストはみている」との見方を示した。

 ドイツ・ヘラバ銀行も23日、「韓国、薄氷の上に立っているのか」と題する報告書で、「韓国の場合、海外での借り入れ条件が急激に悪化しない限り、景気下落を懸念する必要はない」との認識を示した。

 それによると、韓国は外貨準備高が十分にあり、企業の負債が減少するなど民間部門が堅実で、欧米の金融機関の破産に対しても大きな影響を受けないと分析している。

 また、フィナンシャル・タイムズ紙ドイツ版も22日、世界的な金融危機で韓国に97年の悪夢が浮上しているが、当時のように状況が悪化する可能性は低いと指摘した。

金起勲(キム・ギフン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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