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掃除や洗濯これ1台で 東大やトヨタなど家事ロボ開発

2008年10月25日3時0分

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写真食器を載せたトレーを運ぶ家事支援ロボット=24日、東京都文京区、関口聡撮影

写真イスを動かし、テーブルの下を掃除する家事支援ロボット=24日、東京都文京区、関口聡撮影

写真イスにかけられた洗濯物をつかむ家事支援ロボット=24日、東京都文京区、関口聡撮影

 掃除や洗濯、食器の片づけなど、家庭内でのいろいろな仕事を1台でこなしてくれる「家事支援ロボット」を、東京大やトヨタ自動車などの研究グループが開発した。東京大で24日、その仕事ぶりが公開された。

 このロボットは車輪で移動し、身長は155センチ。単身世帯や高齢世帯の家事負担を減らすことを目標に開発した。事前に命令しておけば、留守中に家事をこなしてくれる。

 この日は、洗濯機のふたを開けて衣類を入れたり、トレーにのせた食器を台所へ運んだりした。搭載したカメラやセンサーで周囲にある家具などの位置を確認しながら作業をする。床を掃除するときには、いったんイスをどかしてモップがけをし、きれいになると元の位置にイスを戻す細やかさも見せた。

 研究グループは10年以内の実用化を目指しており、量産すれば1台の価格を100万円程度にできると見込んでいる。稲葉雅幸・東京大教授は「今後も改良を重ね、皿洗いや洗濯物をたたむ作業もできるようにしたい」と話している。(山本智之)

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