米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は24日、米大統領選で民主党候補のオバマ上院議員を支持するとの社説を掲載した。幾多の挑戦に遭遇しながら、指導者として成長し、選挙戦で打ち出した希望と変革に現実味を持たせているとしている。
また、米国が直面する諸問題の解決に不可欠な広範な政治的総意を獲得出来る能力と意志を持ち合わせていると信じるとの支持理由を述べた。共和党のブッシュ政権については、政策の誤りで米国は漂流していると批判した。
米有力紙では、ワシントン・ポスト、ロサンゼルス・タイムズやシカゴ・トリビューンなどが次々とオバマ氏支持の論説を掲げている。特にロサンゼルス・タイムズ、トリビューン両紙が過去の大統領選で民主党候補支持に回ったのは初めてだった。ブッシュ政権への強い失望を反映するものだった。
11月4日に投開票を控えた大統領選の各種世論調査では、オバマ氏のリードがほぼ固定化しつつある。