2008年10月25日 11時10分更新
紙芝居を通して、子どもたちにきれいな海を守る気持ちを持ってもらおうという「海洋環境教室」が備前市で開かれました。
この教室は、玉野海上保安部が、美しい海を守る気持ちを育んでもらおうと就学前の園児らを対象に開いているものです。
24日は、備前市の日生保育園に海上保安部の職員4人が訪れ、海の環境をテーマにした紙芝居を披露しました。
紙芝居は、1匹のウミガメがエサのクラゲと間違えて海に捨てられたビニール袋を食べてしまったという内容です。
集まったおよそ30人の子どもたちは、ビニール袋を取り出すため手術することになったウミガメの姿に「かわいそう」などとつぶやきながら真剣な表情で聞き入っていました。
この後、子どもたちは、海上保安庁のマスコットキャラクターでゴマフアザラシをモデルにした「うみまる」の着ぐるみと一緒に遊び、「うみまる」に「海をきれいにするためにゴミは絶対に捨てません」などと約束していました。
玉野海上保安部では、今後も県内の幼稚園や保育園などに出向き、子どもたちに海の環境美化を呼びかけていくということです。