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麻生首相「ホテルのバーは安全で安い」

夜の会合について質問を受ける麻生首相。気色ばむ場面もあった

 麻生太郎首相(68)は22日、夜の会合で頻繁に高級ホテルを利用し飲食していることついて、記者団から「庶民の感覚から懸け離れているのでは」と質問され「ホテルのバーは安全で安いという意識がある」と反発、「これまでのスタイルだし変えるつもりはない」と“麻生流”を貫く方針を宣言した。ただ、再三、夜の会合について問われた麻生首相はブチ切れ。記者に対し「今、聞いてんだよ。答えろ」と“べらんめえ調”で逆質問する場面もあった。

 永田町の“ちょい不良(ワル)オヤジ”が、キレた。夜の会合で頻繁に高級ホテルを利用している麻生首相が、記者団から「庶民の感覚から懸け離れている」「批判がある」と問われ、「ホテルは安全で安いとこだ」と反論した。

 さらに、執ように食い下がる記者に対し、麻生首相はついに、迫力のある“べらんめえ調”で逆質問した。

 首相「(中略)例えば安いとこ行ったとしますよ。周りに30人からの新聞記者がいる。警察官もいる。営業妨害と言われたら何て答える? 新聞社として私たちの権利ですって、ずっと立って店の妨害をして平気ですか? 今聞いてんだよ。答えろ」

 記者「私が伺いたいのは…」

 首相「いや、オレの質問に答えてくれ」

 記者「我々は営業妨害はしないように…」

 首相「してるって。現実、みんなしてるって言われてるから。うちは来ねえでくれって。ホテルが一番、人から文句を言われない」

 麻生首相からの思わぬ“逆襲”に、記者もたじたじ。興奮気味の首相は、記者の「高級店」という言葉を「高級料亭」と聞き違えたらしく「高級料亭、毎晩みたいな話で作り替えている。引っかけるような言い方はやめろ」と気色ばむ場面もあった。

 麻生首相は就任後、公務を終えると、都内の帝国ホテルやホテルオークラのレストランやバーで飲食するケースが目立つ。就任後1か月弱で夜の会合は「はしご酒」もあり30店を超える。就任1か月で小泉元首相は約10店、安倍、福田の両氏は10店以下だったのに比べるとあきらかに多い。

 首相は「幸いにして自分のお金もありますから。自分で払っています」と、ポケットマネーで支払っていると力説した。首相としては、ホテルは高級クラブや料亭より安上がりと言いたかったようだが、与党内からも「不景気なだけに、派手な飲食は慎んだ方がいい」(自民党中堅議員)との声が出ている。

 首相はこの日夜、シン・インド首相と官邸での夕食会を終えた後、東京・神山町の私邸にまっすぐ帰った。

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(2008年10月23日06時03分  スポーツ報知)

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