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UFO機密ファイルで撃墜命令、ニアミスの新事実判明

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英国防省がUFO遭遇に関する機密ファイル19点を開示しました。

うちひとつは、イギリス領空で米空軍のセイバー戦闘機パイロットに下された未確認飛行物体(UFO)の発射命令に関するものです。幸か不幸かUFOが時速9941マイル(1万5998km)の超スピードで現場を去ったため、ミルトン・トレス(Milton Torres)操縦士は攻撃目標を失い、発射には至りませんでした。

同操縦士によると、それは航空母艦(空母)並みのプロポーションだったそうです。

「そのブリップは、信じられないほどの密度でレーダー画面に穴が開くほどの輝きを発していました。B52のブリップに似たもので、まるで光のマグネットのように見えました。プロポーションは航空母艦(空母)並みでした」

国防省の資料によると発生は1957年5月20日、英ノーリッジ。当時26歳のトレス操縦士は後続のセイバーを操縦する編隊僚機の操縦士と一緒に出動命令を受け、ケント王立空軍基地を後にしました。

「あれは一生忘れられない出来事です。この50年というものずっと私は説明を待ち望んできた。そしてついぞ説明は与えられずじまいです。あの夜、私は離陸もしないうちから発射命令を受けました。あんなことは生まれて初めてでした。24あるロケット弾でターゲット撃墜の準備体勢は整っていました。散弾銃からバックショットを撃つようなことになっていたと思います。発射命令の認証を求めると、返ってきたんですね」

B52並みの目標物のブリップを24km先に見つけ、コースとロケット弾をセットしたのですが、機体は忽然と姿を消し、レーダーのブリップも消えた、というわけです。2人とも肉眼で機体を確認はしていません

不可解な話には続きがあります。現在77歳のトレス氏がファイル開示を潮に英紙The Timeに語った証言によると、事件の翌日、とあるアメリカ人が彼の元を訪ねてきたんだそうです。トレンチコート姿の男はバッジをかざして国家安全保障局(NSA)の者だと名乗ると、前日起こったことは一言も口外してはならない、さもなくば…と口封じをしたのだとか。

UFOの専門家たちは、旧ソ連圏内で偽レーダー読み取りを実現するためCIAが当時行っていた実験「Project Palladium」の存在で全部説明が成り立つかもしれないが、仮にそれだとすると何故パイロットに飛行機搭載ロケット弾を全部発射するよう命令が下されたのか、そこの部分の説明が付かないと言っています。それにアメリカの実験ならそもそも何故イギリス領空でブリップなのか? その疑問も残りますよね…。

今回開示されたファイルにはもうひとつ興味深い事例が記されています。17年前に上空2万2000フィート(6706m)で起こった、あわや死亡事故かという事件です。アリタリア航空の旅客機AZ 284がロンドンのヒースロー空港に接近の際、UFOと正面衝突寸前だったそうで。幸い衝突の直前に機体が消えたので有事には至りませんでした。

同様のUFO機密ファイルは今後4年に渡り計200点ほど英MoD(国防省)から開示となる予定です。

 

参照サイト : http://news.theage.com.au/world/... [The Age]

参照サイト : http://news.bbc.co.uk/2/hi/... [BBC]

Jesus Diaz(訳:satomi)

 

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