「早食い誘発の状況あった」と謝罪

　千葉県船橋市で、小学６年生の男の子が給食のパンをのどにつまらせ窒息死した事故で、学校側が２４日夜会見し、「早食いを誘発する状況があった」と認め、謝罪しました。

　「早食いを誘発するような状況があったようでございます。隆憲くんの両親には、申し訳ないことをしてしまった。お許しを頂きたい」（船橋市立峰台小学校　末永啓二校長）

　小学６年生の三橋隆憲くん（１２）が給食のパンをのどにつまらせ死亡した事故について、これまで学校側は三橋くんが１人でパンを一気にほおばったもので、早食い競争のような事実はなかったと説明していました。

　しかし、「事実とは違う」という両親側の訴えに対し、学校側が２４日夜会見を開き、「早食いを誘発するような状況があった」と認め、謝罪しました。

　「友達が（三橋くんに）『そのパン３秒で食べられる？』、『３秒以内で食べてみて』。それに対して、（三橋くんは）『無理だよ』。次に（別の友達が）『前に３口くらいで食べた子がいるよ』。（三橋くんは）『それならやってみる』と 」（船橋市立峰台小学校　末永啓二校長）

　亡くなった三橋くんの両親は「本当のことを語ってくれてよかった」と話しています。（24日23:01）