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【長野】

医師が来たい地域に 駒ケ根周辺の住民有志、“患者のあり方”カード作り啓発

2008年10月25日

 昭和伊南総合病院(駒ケ根市)で医師が働きやすい土壌をつくろうと、住民有志組織が、勤務医の負担を減らす患者のあり方をまとめた名刺大のカードを作った。二十三日夜にあった医師不足などの病院問題の住民説明会で配り、意識向上を呼び掛けた。

 カードには「休日・夜間の対応を確認しよう」「コンビニ受診を控えよう」など四項目と、県小児救急電話相談の番号などが印刷されている。他県で産科医の確保に成功した住民活動を参考にした。

 有志組織は、市周辺の約六十人による「安心して安全な出産ができる環境を考える会」。昭和伊南の産科医不在問題への勉強会を開くうち、病院の存続が心配される現状に住民として効果的な行動を起こそうと考えた。

 カードは会員の名刺として使い、会員が相手と直接話ができる機会で渡す。会代表の須田秀枝さんは「医療を守る理解のある地域だと示し、医者に来てもらえる環境を整えましょう」と話した。

 (石川尚里)

 

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