ニュースサイゼリヤに不正要求の高校生、謝罪して返金サイゼリヤに「ピザ食ってないのに」返金を要求したことをSNS日記で告白していた高校生は、保護者同伴で店舗に謝罪して返金していたという。2008年10月24日 00時21分 更新
中国製ピザに微量のメラミンが混じっていた問題で、イタリア料理のファミリーレストランチェーン「サイゼリヤ」(埼玉県吉川市)が異例のレシートなし返金に踏み切った。2002年の牛肉偽装事件では、無条件返金に踏み切って不正請求が相次いだが、今回も偽装被害者が続々と出現している。 サイゼリヤの正垣泰彦社長は21日、9月25日から10月2日までに東日本の542店舗で問題のピザ生地を使った商品を食べた客に、店頭で代金を返還する方針を明らかにした。 牛肉偽装事件では、北海道西友元町店での返金にからみ、逮捕者まで出る騒ぎになった。サイゼリヤ広報は「そういったこと(不正請求)も覚悟の上」としているが、その誠意を逆手にとったニセ者が各地で出始めている。 渋谷区のある店舗では21日から22日午後にかけて50件の問い合わせがあったという。「レジやPOSシステム記録などを照合した結果、不正が濃厚だったケースが3件あった。再度お客様にご確認をお願いした」(同店店長)という。都内東部にある2つの店舗では7件ずつの返金要求があったが、レシート持参の客はいなかった。 千葉県では、県立高の男子生徒2人が県内の3店舗で3000円分の不正請求を行っていたことが発覚した。返金したあとに、男子生徒らが説明した時間帯のレジ記録を確認したところ、ピザの記録がないことが明らかになった。 主犯の高校生は会員制日記サイト「ミクシィ」内で<3000円ほど稼がせていただいた 4戦3勝>と犯行声明も出していた。サイゼリヤでは県内の各店舗に「兄弟のような高校生2人組に気をつけろ」と“警報”を発令したため、4件目以降は阻止できた。 学校は22日夜に生徒から事情聴取し、その日のうちに保護者同伴で各店舗と地元警察を訪問。謝罪して返金したことを、23日朝の臨時集会で生徒に報告した。 小学生の男児も!?千葉県内ではこの2人組のほか、小学校の男子児童とみられる2人組にも、同様の“警戒警報”が発令されているという。 埼玉県内の私立高校でも、生徒がミクシィで不正請求を告白。<お金もらいにサイゼへ 見事に成功 二軒目に行って店長的な人に睨まれながらも成功 あせるね んで人数増えたところで泥警 懐かしい…>と書き残していたが、学校側は在籍者とみて調査を始めた。 このほか有名国立大の学生(18)も<サイゼリヤで2000円ゲット〜 実際もっともらえたな〜>などと記述。大学の調査に、「記憶に残っているのは3枚だが、実際にはもっと食べていた。不正ではない」と話しているという。この学生は体育会ラグビー部に所属しているとみられるが、夕刊フジの指摘直前にミクシィを退会している。 関連記事
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