2008年10月24日 12時4分更新
兵庫県は、中小企業の資金繰り対策費や医師不足対策費などを盛り込んだ、総額およそ497億円の補正予算案をまとめ議会に提案しました。
兵庫県は23日今の議会に総額およそ497億円の補正予算案を提案しました。
それによりますと、
▼まず中小企業の経営安定化措置 として470億円を計上し、物 価高に苦しむ中小企業の資金繰 りを金融面で支援するとしてい ます。
また補正予算案には深刻になっている医師不足の対策費も盛り込まれています。具体的には、
▼医師が不足している病院に、県 の医療審議会の意見に基づき医 師を派遣した場合、派遣元の病 院に対し1人あたり月額で12 5万円を支給するとしており、 この費用として7500万円が 計上されています。
このほか
▼重傷の救急患者を複数の病院で 受け入れる態勢を整えるための 費用として2200万円を計上 しており、救急患者のいわゆる たらい回しを防止するとしてい ます。
さらに、
▼神戸市灘区の都賀川の増水事故 を受け、12の河川の84か所 に警報システムを整備するなど の安全対策費に14億2400 万円があてられています。
この補正予算案は24日の議会で採決される予定です。