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ブルー、レッドのフィルターでプロジェクターの色調整をする

「MDX-1001HV」を使用し、YAMAHAのDLPプロジェクター「DPX-1000」の色調整を行った。

最初はホワイトバランスの調整から入る。付属の2枚の光学フィルターを通して見ると、MYCの成分が浮かびあがってくるという発想だ。


ブルーフィルターを通して見たカラーバー


レッドフィルターを通して見たカラーバー

まずブルーオンリー状態を作るため、青色フィルターで見る。カラーバー両端の青と白(75%の明度)が同じ明るさに見えるように色の濃さを調整する。次に緑の両端にあるマゼンタとシアンは色合い調整で同じ明るさにする。これで完璧に色相と彩度が調整できるはずだが、赤色フィルターで見ると、イエローの彩度がズレているのが分かることがある。その場合は、Yのゲインを調整して隣の白と同じ明るさにする。

次にはマゼンタとその隣の赤の明るさをMの調整で合わせる。そして仕上げとして、ブルーフィルターに交換して、シアンとマゼンタを再びチェックする。差が残っていれば、色合い調整ではなくCで調整する。つまり、色相調整でシアンとマゼンタの明度が揃っても、他の色にまで影響することがあるので、その差を6軸のゲイン調整で揃えていくわけだ。

注意するべきなのは、この調整では色座標や色温度設定のuv座標をシフトしないことだ。そちらで調整したくなるということは、入力するソース機器の問題だと思う。実は、最初の調整ではYのゲインを1.00から0.95にしたのだが、ちょっとおかしいと思って色温度の座標を見たところ、わずかにシフトしていることが分かった。そこを黒体放射の軌跡上にもどすと、YMCの微調整は不要となった次第。コンポーネント接続なので、せいぜい色の濃さや黒レベル程度の調整ですむはずなのだ。


▼「HDX-1001HV ver.2」によるカラー調整手順▼

ブルーフィルターを通したカラーバー画面
レッドフィルターを通したカラーバー画面
[通常の調整]
【1】カラー調整
 ブルー(B)とホワイト(W)が同じくらいの濃さに見えるように色の濃さを調整する

カラーバランス調整
 シアン(C)とマゼンタ(M)が同じくらいの濃さに見えるように色合いを調整する

[6色それぞれの調整]
【3】ブルー(b)、レッド(R)、グリーン(G)の調整
 (1)(2)の調整が基準状態となり、動かす必要なし

【4】イエローの調整
 ホワイト(W)とイエロー(Y)が同じ濃さになるように調整する

【5】マゼンタの調整
 マゼンタ(M)とレッド(R)が同じ濃さになるように調整する

【6】シアンの調整
 (再びブルーフィルターを通して見て)シアン(C)とマゼンタ(M)が同じ濃さになるように調整する


ここまでの調整で色被りのない適正なバランスになる

型名:MDX-1001HV
収録時間:28分22秒
価格:\15,750(税込)
カラー/ステレオ
収録フォーマット:MPEG2 MP@HL
アスペクト: 16:9
問い合わせ先
 株式会社メディックス
  大阪市北区西天満3−1−6 
  辰野西天満ビル7F
  (TEL) 06-6367-1611
  http://www.medix-jp.com

収録内容
 
カラーバー(20″)
 
グレースケールとプルージュの
   組合せ信号(2′20″/4′20″)
 
モノスコパターン(6′20″)
 
32階調グレースケール(8′20″)
 
11階調グレースケール(10′20″)
 
クロスハッチ(12′20″)
 
ドット (14′20″)
 
サークル(16′20″)
 
キャラクター(18′20″)
 
100%赤信号(20′20″)
 
100%緑信号(21′20″)
 
100%青信号(22′20″)
 
オリジナルリファレンスソース(23′20″)

 

Hi-Vision Monitor Check Tape
MDX-1001HV ver.2
収録時間:28分22秒
●価格:15,750円(税込)
(※送料が別途500円かかります)
  売り切れ