大阪市淀川区で18日、自転車の男性(58)がはねられ約180メートル引きずられて重傷を負ったひき逃げ事件で、道交法違反(ひき逃げ)などの容疑で逮捕された大阪府豊中市の中学3年の女子生徒(14)が、府警淀川署の調べに「ゲームで運転に自信を持ち、本物を運転したくなった」と供述していることが分かった。「実際の運転はこの日が初めてだった」とも話しており、同署は、ゲーム感覚での初めての運転で事故を起こしたとみている。
同署によると、同乗の男子中学生3人の身代わりだった可能性も視野に捜査したが、女子生徒はゲームセンターにある本物に近い運転を体感できるゲームで何度も遊んでいたと分かった。実際の車も運転できると自信を持ち、好奇心から父の軽ワゴン車の鍵を勝手に持ち出し、男子生徒を誘ってドライブに出たという。
毎日新聞 2008年10月24日 12時14分(最終更新 10月24日 12時15分)