前向いて進もう!

一言メッセージ :高い高い秋の空を眺めていると、自分の悩みの小ささに恥ずかしくなったりします(//∀//

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あってはならない事故

大きくて施設の整った環境であるはずの首都東京。
そんなところでも医師不足による悲しい事故がおきてしまいました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081022-00000010-maip-soci

2年前にも奈良で同じように妊婦が出産時に脳内出血を起こしていたのに
大病院への搬送要求が遅れた上に、連続十数か所以上の病院に受け入れ拒否にあい、
妊婦が死亡、乳児は生き残った。
今回もほぼ同じケースで、妊婦が出産後の脳外科手術後に死亡、乳児が生き残った。

赤ちゃんを助けられただけでもいいじゃないか、医療現場からはそんな本音が聞こえてきそうだ。
『当直が研修医だから救急が受け入れられない。』確かに研修医では救急患者を受け入れるには
荷が重過ぎるかもしれない。

では、他の診療科でも熟練した医師は当直に居なかったのか?
大病院は科が違うと応援要請はできないものなのでしょうか?
専門科が違うとしても、医大ではまず最初に医学一般、つまり、どの科にも共通する勉強を
してきたはずですよね?
(私は医大どころか大学にも行ってない無学な人間です。もし私が見当違いなことを書いているなら
ご指摘、ご指導ください。)

写真で見ただけですが、問題の病院は結構大きな立派な病院です。
私が住む九州でも、福岡など大都市にあるような門構え。
ただでさえ少子化の時代に、これから子供を産みたいと思えなくなるような
周囲の環境になっているような気がします。

医療改革、早くも見直すべきところに来ているのではないでしょうか?
比較的診察がしやすく、夜間待機などの無い楽な科に人気が集まるのは当たり前、
自由選択なんかにすればそっちに流れるのは初めから予想がついていそうなことなのに・・・。

今医大在学中の学生、研修医として忙しい日々を送っている方々が、第一線に出て
バリバリ働くまで、約10年ほどかかると聞きました。
早めに手を打たないと、辺にポッカリ開いた穴ができて、医療の質も落ちるのは
時間の問題となってくるでしょう。

世界が不安定な中、日本だって地盤が崩れかねない。
大好きな日本に、もっともっと希望に溢れる未来を。。。

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●なんで急患の受け入れを断るの?

・(人員・設備が足りない…などの)物理的問題で、(受け入れると犯罪になってしまうケースがある…などの)法的問題で「受け入れ不能」だからなんです。

●なんで「専門外だから」が断る理由になるの?

・「専門外の患者を受け入れるのは犯罪」という司法の判例(奈良心タンポナーデ事件)があるんです。

●ベッドが無いなら、廊下で治療すればいいんじゃないの?

・「設備不十分な状態で患者を受け入れるのは犯罪」という司法の判例(加古川心筋梗塞事件)があるんです。

・そもそも、「ベッド」「ベッド」って言われてますけど、病院でいうところの「ベッド」は、心電図とか、酸素マスクとか、呼び出し用ボタンとか、それを管理する人員とか、それら全て「込み」ですからね。もはや「ベッド」というより「設備」と言ったほうが適当かも。

●応急処置してから、他の病院に移すのは駄目なの?

・「応急処置の後、他病院に転送するのは犯罪」という司法の判例(上に同じく、加古川心筋梗塞事件)があるんです。

2008/10/22(水) 午後 3:22 [ pun*t_*go ]

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●なんで、一度断った病院が、後になって受け入れるなんて事があるの?

・救命中であった患者が「落ち着く」か「亡くなる」かのどちらかで、病院側に「空き」が出来たからです。

●有名人や金持ちだったら嬉々として受け入れるんじゃないの?

・西村真悟議員の息子の飛び降り自殺…アレも、重度のうつ状態で入院の必要があるとされながらも、「ベッドが無い」という理由で入院できませんでしたよね。もはや、コネやカネではどうにも出来ない程に、患者の受け入れが困難な状況なんです。

●ぶっちゃけ、人の命より金儲けのほうが大事なんでしょ?

・金儲けのほうが大事だったら、そもそも、不採算部門である救急なんて、最初からやりません。

●医師が足りないなら、海外から医師を呼んだらいいんじゃない?

・本国より遥かに待遇の悪い日本に来る理由が見当たりません。…というのも、実は、日本の医師の待遇は、諸外国のソレよりも遥かに悪いんです。

2008/10/22(水) 午後 3:23 [ pun*t_*go ]

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●ドクターヘリを導入したら?空からなら直通でしょ?

・ヘリを導入するにも、周囲の建物が邪魔で安全に飛べなかったり(ビルに激突、民家に墜落…の危険性あり)、ヘリポートのある(作れる)病院が少なかったり、騒音問題で導入を反対する住民がいたり…など、色々と問題が山積みなんです…。

・あと、ドクターヘリを必要とするほどの重症患者を扱う「3次救急」自体の数が減っていることも問題の一つとなっています。

●救急病院が急患を受け入れられないなら、救急病院を辞めちゃえば?

・現実に次々と辞め…ていうか、潰れていってるんです…。

・特に、重症患者を扱う「2次救急」、救急最後の砦である「3次救急」が減っていることが深刻な問題となっています。

2008/10/22(水) 午後 3:23 [ pun*t_*go ]

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認識、2,3年遅れています。
ちなみに墨東病院の状況はこんな状況。
http://www.bokutoh-hp.metro.tokyo.jp/20071106sankagairai.pdf

2008/10/22(水) 午後 3:23 [ nyamaju ]

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●1次・2次・3次って何?どれも救急病院じゃないの?

・救急病院は、患者の緊急度の度合いによって「1次救急」「2次救急」「3次救急」と種別されています。

・「1次救急」は、入院や手術の必要が無い患者が対象、「2次救急」は、入院や手術が必要な患者が対象、「3次救急」は、1次・2次では対応できないレベルの重症患者が対象となっています。

・ここ数年、救急医療が不要なレベルの軽症患者が、夜間救急…特に「2次救急」「3次救急」に駆け込み、夜間救急がパンク状態になっている事が、深刻な問題となっています。

●2〜30件も断わられる事なんてあるの?

・大多数の救急が、マンパワー不足・キャパシティ不足のために、常にパンク寸前(or 本当にパンク)の状態に陥っており、2〜30件、いや、それ以上断られる可能性は、大いにありえます。

・また、過重労働で医師が倒れる、燃え尽きて退職…などで、救急を辞める病院も出ており、今後は「受け入れ不能」状態が加速、最悪、「たらい回せる病院」すら無くなり立ち往生…という事態もあり得ます。

2008/10/22(水) 午後 3:23 [ pun*t_*go ]

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はじめまして。医学生です。ほんとうに悲しい事例です。

>大病院は科が違うと応援要請はできないものなのでしょうか?
>専門科が違うとしても、医大ではまず最初に医学一般、つまり、どの科にも共通する勉強を
>してきたはずですよね?

今回の事例では、報道によれば脳出血だということで、これはかなりの専門分野なんです。
おっしゃられる「医学一般」というものがどういうものなのかちょっと分からないのですが、たぶん、想像していらっしゃるより医学はとても広くて深いと思います。
ちょっとした風邪とか急性虫垂炎(いわゆる盲腸)のノリで、脳出血やお産は診れるものではありません。

医学も高度化、細分化、がすすんで、専門以外の科を診るのはとても難しくなっているような気がします。 削除

2008/10/22(水) 午後 3:25 [ yuka ]

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続きです。

私も高校生の頃は「専門外だからって患者を断るとは何事だ!」などと思っていましたが、実際に医学を勉強してみると、知識の量は一つの診療科をとっても半端な量ではなく、全部を診ることはとてもじゃないけどできないなと思っています。
専門に進んだ医師はその科ではスペシャリストですが、それ以外では素人に近いという医師もいます。

受け入れが不可能でも叩かれる、受け入れても何もできないことがわかっているのに受け入れても「最初から受け入れなければよかった」などと言われる。医師は疲弊しています。
本当にこの病院に問題はあったのか?
脳出血が死亡の原因であり、その時点でもう手遅れではなかったか?
では脳出血が起きたのは誰かの責任なのか?
そうではないと思います。
不幸にもこの妊婦さんに脳出血が起こってしまった。
そういうことなんです。自然の摂理というかなんというか。。。
ごめんなさい。うまく説明ができません。

だらだらと長くなってしまってすみません。
医師なら何でも診れて当然ではないということを知っていただきたかったのです。 削除

2008/10/22(水) 午後 3:27 [ yuka ]

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助けたくても無理なんですよ。
私は内科ですが、今回のような症例では無力ですし、もし私が受け入れたなら確実に訴えられ負けるでしょう。

応急処置はできても、それ以上のことはできない。
結局、さらに高次の病院へ転送する手間がかかってしまう(その途中に急変したら訴えられて負ける)

裁判・マスコミが医療を萎縮させているのです。
このような症例では、産科医2−3名、脳神経外科医、麻酔科医に加え小児科医とNICUのそろった病院でないと

「受け入れることが罪」になってしまいました。

悲しいですが、憤るなら是非そのエネルギーを国に向けてください 削除

2008/10/22(水) 午後 4:20 [ 内科医 ]

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そんなに物言うなら医者になっちゃえよ

どうせ問題が起きた時に言いたいだけ言って

後は知らん振りなんだろ 削除

2008/10/22(水) 午後 4:38 [ mariko ]

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結果が悪いと訴訟を起こされる可能性が高まり,その場合にはかなり高い医療水準を要求され高額な賠償を請求される(おまけに逮捕されたりもする)ため,いろいろな面でかなり余裕がないと受け入れられないんです。そんな病院はっきりいってないです。

2008/10/22(水) 午後 10:07 [ ama*y*lis ]

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救急医療の現実を扱った動画があります。

NEWS ZERO「救急崩壊」1日目
患者を断らざるを得ない「受け入れ不能」の実態。
http://www.youtube.com/watch?v=Bua7R0bQioo

NEWS ZERO「救急崩壊」2日目
経営不振で「2次救急」が次々と撤退、「2次救急」レベルの患者が「3次救急」へ…。
http://www.youtube.com/watch?v=sQ7ufv7bfzM

NEWS ZERO「救急崩壊」3日目(1/2)
夜間救急に多数の患者が押し寄せパンク状態、その多くが、救急医療が不要な「軽症患者」。
http://www.youtube.com/watch?v=akEbC5khXKE

NEWS ZERO「救急崩壊」3日目(2/2)
「私たちの病院を守ろう」と立ち上がった市民。
http://www.youtube.com/watch?v=8VQlgK3UgQQ

上の動画を元に記事を立てました。
よろしかったら読んでみて下さい。
http://punigo.jugem.jp/?eid=453

2008/10/23(木) 午前 0:50 [ pun*t_*go ]

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疑問に思うなら、どこでもいいから大病院の産婦人科を1日見学してみたらいかがですか?マスコミの偏重報道や医療ドラマを鵜呑みにするのはやめて、実際に現場を見れば分かることです。 削除

2008/10/23(木) 午後 9:23 [ 研修医 ]

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ちなみに福岡でも産科崩壊、医療崩壊は着実に進んでいますよ。
小児医療の最後の砦たるこども病院の移転問題もしかり。
大都市だからという法則は今や成り立ちません。
首都東京では、もうとっくに医療崩壊してますしね。

ちなみに今回の件は「事故」だと思っていません。
誠にご遺族には残念な事ではありますが、今回の件は「病死」です。

2008/10/23(木) 午後 10:28 [ nyonyonga008 ]

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これ医師不足が原因なんでしょうかね。
ひと昔前なら母子共に亡くなっていた。
でも、今は設備がある病院に搬送すれば子供だけは助けられる。
ただそんな設備を365日24時間用意できる病院はない・・・。
そういうことは永遠に有りえるんじゃないでしょうかね。

2008/10/24(金) 午前 4:05 [ pri**edinjp ]

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結局、国民の要求する水準が極端に上がったために、それに伴うコストや人員も必要になったってことでしょう。昔ならば、母子ともに死亡事例ですし、「これも天命」とあきらめていましたからね。コストも人も不要だったわけです。

ところで、今、国民の要求する医療水準を保とうとすれば(あくまでkeepです)人員も医療費も圧倒的に少ないわけです。おそらく2−3倍にしないとダメでしょう。となると税金や社会保険料・窓口負担などを大幅に引き上げる必要があります。本日の新聞各紙にも出ていましたが、それに対する多くの国民の反応ってご存知ですか?

「ただでさえ生活が厳しいのに税金を上げるのはけしからん」といった論調です。日本の負担率(社会保障費や税金)はおおむね40%ですが、先進国はどこも50−60%、福祉大国といわれる北欧では70%です。負担率が激安なのに負担を上げるのには大反対。だけど要求だけはする国民。

これに関してどのように思いますか? 削除

2008/10/24(金) 午前 9:46 [ ぴん ]

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開設日: 2008/1/30(水)


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