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病院はこれで良いのか!

2008-10-22 13:15:31 | Weblog
「妊娠中に脳内出血を起こした東京都内の36歳の女性が今月4日夜、都立墨東病院(墨田区)など七つの病院に受け入れを断られ、約1時間20分後、最終的に墨東病院に搬送された後、手術を受けたものの、3日後に死亡していたことが分かった。墨東病院はリスクの高い妊婦に対応する「総合周産期母子医療センター」に指定されているが、産科医不足のため休日の当直医が1人体制となり、救急患者の受け入れを制限していた。」

 いのちを生む人が、このような事で良いはずはない。
病院とは何をしているのか?採算だけを考えているからこのような事件がなくならない。これは、医師免許制度にも問題がある。
 医師免許は、科別に免許が与えられているわけではない。産科も外科も整形も1枚の免許なのである。私は、産科の医師だけの問題ではなく、医師全体の問題であると考える。医師免許のあるものは、人を救うために何かをしなければならない。
自分が出来なければ、他の医師を紹介するとか。あらゆる手立てを尽くすべきである。しかし、手立ての前に受け入れないというのは、何ゆえか?
 病人は、昼だけではない。24時間人間は病気と向かい合っているのだ。
国の指導が甘いことも大きな原因である。
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6 コメント

救急受け入れ問題FAQ。 (都筑てんが)
2008-10-22 19:14:55
●なんで急患の受け入れを断るの?

・(人員・設備が足りない…などの)物理的問題で、(受け入れると犯罪になってしまうケースがある…などの)法的問題で「受け入れ不能」だからなんです。

●なんで「専門外だから」が断る理由になるの?

・「専門外の患者を受け入れるのは犯罪」という司法の判例(奈良心タンポナーデ事件)があるんです。

●ベッドが無いなら、廊下で治療すればいいんじゃないの?

・「設備不十分な状態で患者を受け入れるのは犯罪」という司法の判例(加古川心筋梗塞事件)があるんです。

・そもそも、「ベッド」「ベッド」って言われてますけど、病院でいうところの「ベッド」は、心電図とか、酸素マスクとか、呼び出し用ボタンとか、それを管理する人員とか、それら全て「込み」ですからね。もはや「ベッド」というより「設備」と言ったほうが適当かも。

●応急処置してから、他の病院に移すのは駄目なの?

・「応急処置の後、他病院に転送するのは犯罪」という司法の判例(上に同じく、加古川心筋梗塞事件)があるんです。
救急受け入れ問題FAQ。 (都筑てんが)
2008-10-22 19:15:24
●なんで、一度断った病院が、後になって受け入れるなんて事があるの?

・救命中であった患者が「落ち着く」か「亡くなる」かのどちらかで、病院側に「空き」が出来たからです。

●有名人や金持ちだったら嬉々として受け入れるんじゃないの?

・西村真悟議員の息子の飛び降り自殺…アレも、重度のうつ状態で入院の必要があるとされながらも、「ベッドが無い」という理由で入院できませんでしたよね。もはや、コネやカネではどうにも出来ない程に、患者の受け入れが困難な状況なんです。

●ぶっちゃけ、人の命より金儲けのほうが大事なんでしょ?

・金儲けのほうが大事だったら、そもそも、不採算部門である救急なんて、最初からやりません。

●医師が足りないなら、海外から医師を呼んだらいいんじゃない?

・本国より遥かに待遇の悪い日本に来る理由が見当たりません。…というのも、実は、日本の医師の待遇は、諸外国のソレよりも遥かに悪いんです。
救急受け入れ問題FAQ。 (都筑てんが)
2008-10-22 19:15:43
●ドクターヘリを導入したら?空からなら直通でしょ?

・ヘリを導入するにも、周囲の建物が邪魔で安全に飛べなかったり(ビルに激突、民家に墜落…の危険性あり)、ヘリポートのある(作れる)病院が少なかったり、騒音問題で導入を反対する住民がいたり…など、色々と問題が山積みなんです…。

・あと、ドクターヘリを必要とするほどの重症患者を扱う「3次救急」自体の数が減っていることも問題の一つとなっています。

●救急病院が急患を受け入れられないなら、救急病院を辞めちゃえば?

・現実に次々と辞め…ていうか、潰れていってるんです…。

・特に、重症患者を扱う「2次救急」、救急最後の砦である「3次救急」が減っていることが深刻な問題となっています。
救急受け入れ問題FAQ。 (都筑てんが)
2008-10-22 19:16:01
●1次・2次・3次って何?どれも救急病院じゃないの?

・救急病院は、患者の緊急度の度合いによって「1次救急」「2次救急」「3次救急」と種別されています。

・「1次救急」は、入院や手術の必要が無い患者が対象、「2次救急」は、入院や手術が必要な患者が対象、「3次救急」は、1次・2次では対応できないレベルの重症患者が対象となっています。

・ここ数年、救急医療が不要なレベルの軽症患者が、夜間救急…特に「2次救急」「3次救急」に駆け込み、夜間救急がパンク状態になっている事が、深刻な問題となっています。

●2〜30件も断わられる事なんてあるの?

・大多数の救急が、マンパワー不足・キャパシティ不足のために、常にパンク寸前(or 本当にパンク)の状態に陥っており、2〜30件、いや、それ以上断られる可能性は、大いにありえます。

・また、過重労働で医師が倒れる、燃え尽きて退職…などで、救急を辞める病院も出ており、今後は「受け入れ不能」状態が加速、最悪、「たらい回せる病院」すら無くなり立ち往生…という事態もあり得ます。
じゃああなたが医者になれば? (ロザリー)
2008-10-24 06:18:02
そこまで言うならあなたが医者になって頑張って下さい
Unknown (とらら)
2008-10-24 11:24:46
各病院の医師たちは、受け入れ不能の返事をする傍らで、自分が担当する産婦と胎児を救うために死に物狂いになっていたわけです。
まさか、彼らが鼻をほじって遊んでいたなんて思ってませんよね?

以前、不十分な体制だったのに「行き場がないなら」と善意で受け入れて結果的に救えなかった医師が、損害賠償責任を負う判決を受けました。これ以降、体制が整っていないのに受け入れるのは犯罪行為となりました。

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