李明博（イ・ミョンバク）大統領は23日夜、アジア欧州会議（ASEM）の首脳会議に出席するため、中国・北京に到着した。

　李大統領は24日、初日の会議と首脳による昼食会で、金融危機の克服に向けた国際協調体制や、新たな世界の金融体制の枠組みに新興工業国を編入すること、北朝鮮の核の廃棄に向けた積極的な取り組みなどを求める。

　今回の会議には韓国をはじめとするアジア16カ国と、欧州連合（EU）に加盟する27カ国の首脳に加え、EUの行政執行機関である欧州委員会と、東南アジア諸国連合（ASEAN）事務局の代表者が出席する予定。李大統領は会議の期間中、日本やフランスなどの首脳らと相次いで会談を行い、金融危機の克服に向けた協調や、関係の強化に向けた方策などについても協議する。

　一方、大統領府の発表によると、李大統領は今月27日、国会で施政方針演説を行い、「経済危機の克服に向けた国民的な団結」を要請する予定だという。

北京＝朱庸中（チュ・ヨンジュン）記者