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底が見えない韓国株式市場、昨年の半値に(下)

外国人持ち株比率29%に低下

 サムスン証券アナリストのオ・ヒョンソク氏も「新聞の総合面で株価暴落が扱われるなど、株価が底入れする時期の現象が見られる。株価の下値余地は小さい」と予測した。

 しかし、HMC投資証券のイ・ジョンウ常務は「株価が下げすぎてはいるが、こうしたショック状況では予想を超えて暴落する。まだ底打ちは予断を許さない状況だ」と指摘した。

 現在の株価下落期が韓国株式市場にとって体質改善の機会になるという見方もある。有価証券市場でかつて44%に達していた外国人持ち株比率は、資金引き揚げで29%まで低下しており、現在を押し目買いの時期ととらえ、外的要因に弱い虚弱体質を改善すべきとの意見だ。

 ハ・ジュンギョン漢陽大教授は「外国人が去った後、国内投資家が適切な時期に長期投資という視点で参入してくれば、むしろ株式市場の体質が強化される」と指摘した。

 為替相場も続落した。23日のソウル外国為替市場ではウォンの対ドル相場が前日比45.80ウォン下落し、10年4カ月ぶりのウォン安水準となる1ドル=1408.80ウォンを付けた。

崔洽(チェ・フプ)記者

崔炯碩(チェ・ヒョンソク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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