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底が見えない韓国株式市場、昨年の半値に(上)

外国人持ち株比率29%に低下

23日の韓国株式市場は、KOSPI指数が前日比84.88ポイント(7.48%)急落し、1049.71ポイントで引けた。京畿道富川市の証券会社ロビーで投資家が力なく電光ボードを眺めている。/写真=オ・ジョンチャン記者
 景気後退に対する不安感や新興市場での金融危機が表面化を受け、韓国株式市場では投資心理が極度に悪化し、韓国総合株価指数(KOSPI)は昨年10月のピーク時に比べ半値水準となる1000ポイント割れ寸前まで下落した。

 わずか1年で株価が半分になった市場では、底値観測も出始めた。2005年6月に1000ポイントを突破して以降、上昇を続けてきた株価水準が崩壊したのは残念だが、外国人投資家への依存から脱却するチャンスととらえ、災い転じて福となすべきだとの声も聞かれる。

 23日の有価証券市場(メーンボードに相当)では、KOSPI指数が前日比84.88ポイント(7.48%)安い1049.71ポイントで引け、3年3カ月ぶりの安値を記録した。ザラ場では一時106ポイント(9.35%)安の1028ポイントまで下げた。

 KOSPI指数は昨年10月末の高値水準(2064.85ポイント)から1年足らずで1015ポイント(49%)下落した。下げ幅は国家経済が破綻の危機に追い込まれ、銀行が連鎖倒産し、30大企業グループの崩壊したアジア通貨危機当時の64%(792ポイント→280ポイント)に迫るものだ。

 店頭市場のコスダック指数は26.58ポイント(7.92%)安の308.95ポイントで引け、04年8月4日の過去最安値(324.71ポイント)を更新した。コスダック指数は00年3月10日に記録した過去最高値(2834.40ポイント)に比べ89%下落し、昨年10月10日(818.26ポイント)と比べた下げ幅も62.2%に達した。

 通算の下げ幅が50%に迫り、株式市場では底値論も出始めた。ウリ投資証券アナリストのカン・ヒョンチョル氏は「企業の資産規模と株価を比較すると、現在の株価下落は既に通貨危機当時に並ぶものだ。株価は現在が底値水準だ」とするリポートを発表した。

崔洽(チェ・フプ)記者

崔炯碩(チェ・ヒョンソク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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