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「目印はアロハシャツ」…人違いで拉致監禁
東京都町田市で今年9月、男性が連れ去られた事件で、警視庁組織犯罪対策特別捜査隊と町田署などは、人違いで男性を拉致監禁したとして、監禁傷害と住居侵入などの疑いで韓国籍で指定暴力団山口組系組員、申昌吉容疑者(34)=川崎市中原区小杉陣屋町=ら男5人を逮捕した。
調べでは、申容疑者らは9月17日午前10時半ごろ、東京都町田市原町田のマンションのベランダから室内に侵入。室内にいた男性会社員(37)を乗用車の後部座席に監禁し、首や膝などに重傷を負わせた疑い。
会社員が持っていた免許証などから、申容疑者らが連れ去ろうとした男性と別人だったと分かり、約10分後に同市金森の路上で解放された。
申容疑者は貸した金を返してもらおうと、別の男性を拉致することを計画し、事前に現場を下見。その際にベランダにアロハシャツが干してあったという。犯行当日に、この男性の隣の部屋に住む会社員がベランダにアロハシャツを干していたことから、申容疑者らは勘違いして会社員宅に侵入、監禁したという。
事件の2日後、犯行に加わった男から、会社員の勤務先に「車の鍵を返しに行く」と電話があり、男が会社に現れたところを、警戒していた警察官に逮捕された。