岡山放送局

2008年10月23日 18時44分更新

全国学力テスト受けた説明会


ことし4月に行われた全国学力テストの県内の結果について、各学校への説明会が開かれ、正答率が全国平均を下回ったことを踏まえて、今後、児童や生徒に内容を整理する力などを身につけさせるべきだと指摘されました。

これは岡山県教育委員会が開いたもので、会場の吉備中央町の県総合教育センターには、学力テストを実施した小中学校の担当者、およそ300人が参加しました。

説明会では、県教育委員会の担当者が、テストが行われた国語と算数・数学の2教科について、岡山県の平均正答率は小学生・中学生ともに全国平均を下回ったことを説明しました。

そして、自分の考えを述べたり、内容を整理したりする問題で特に正答率が低いという分析結果を報告しました。

その上で、学力を向上させるには、生徒や児童に基礎的な知識を確実に身につけさせることや、必要な情報を整理して説明する能力を高めていく必要があると説明しました。

さらに、教員が自分の授業内容とその効果についてみずから検証することや、その検証結果を教員同士で共有することの重要性についても説明し、授業の質の改善が学力の向上につながることが指摘されました。