岡山放送局

2008年10月23日 18時44分更新

山陽道で総合防災訓練

高速道路で、危険物を運搬する大型車両が絡む事故が起きたことを想定した訓練が23日、岡山市の山陽自動車道で行われました。

山陽自動車道の瀬戸パーキングエリアで行われた訓練には、警察や消防など合わせて70人が参加しました。

訓練では、パーキングエリアの一角を高速道路に見立て、自損事故を起こして停まっていた軽自動車に、灯油を積んだ大型タンクローリーと乗用車が追突し、9人のけが人が出たことを想定して行われました。

始めに現場に駆けつけた警察がけが人の数やけがの程度を確認して連絡するとともに、車線規制を行って、後続車両による事故を防止する措置を取りました。

続いて救急隊がけが人を救出すると、けがの程度を判断して症状の重い人から病院へ搬送する「トリアージ」の訓練も行われました。

また、タンクローリーの灯油が漏れて火災が発生したという想定で消火活動の訓練も行われ、高速道路の沿線の消防本部から駆けつけた消防士らが消火活動を行っていました。

岡山市消防局の藤原文法局長は、「高速道路での事故では、沿線の各消防隊や警察と連携しながら対応したい」と話していました。