急速な高齢化が進む中、医療や介護の「あるべき姿」を実現した場合、2025年には消費税の4%アップに加え、医療・介護の保険料も大幅なアップが必要という試算を政府が明らかにしました
これは政府が社会保障国民会議のサービス保障分科会に示したものです。
それによりますと、医療と介護の分野で「医師や介護職員の増員」、「救急医療を充実して入院期間を短縮する」、「特別養護老人ホームの増設」など、「あるべき姿」を実現した場合、現在41兆円の医療費と介護費は2025年には、91兆円から93兆円になるということです。
これを賄うためには、消費税の4%の引き上げが必要で、その上、介護保険料は現在の1.8倍に、医療保険料は1.2倍にする必要があるということです。
医療・介護サービスについて「あるべき姿」の政府の試算は初めてで、消費税率の引き上げ論議に影響を与えそうです。(23日22:20)