【2008年10月24日06時02分 更新】


1.学校裏サイト県内で159件確認
 (10/24 05:57)

インターネットを悪用し、いじめの温床にもなっている、学校裏サイトの実態です。生徒らが独自に開設した学校裏サイトが、県内関係では、少なくとも、159件あることが分かりました。これは、いわゆる「ネットいじめ」の問題などに取り組んでいる、「全国webカウンセリング協議会」の調査で明らかになったものです。それによりますと、県内関係では、高校や大学を中心に、学校名が特定された学校裏サイトが、159件確認されたということです。調査した協議会では、この件数について、「氷山の一角にすぎず、掲示板サイトなどを含めれば、裏サイトの数は、さらに増える」と、指摘しています。学校裏サイトは、各学校が運営する公式のホームページとは違い、生徒や卒業生らが、独自に運営しているもので、生徒や教師への悪口など、悪質な書き込みが、社会問題になっています。こうした問題に、学校現場も、対応に苦慮しています。宮崎市の宮崎日大高校でも、以前、裏サイトで、個人を中傷する書き込みに悩まされました。(宮崎日大高校・木場田哲也生徒指導部長)「学校でやれることは限界があると思うので、チェック態勢を警察の方で持つとか、そういう取り組みもあった方がいいのではと思う」学校裏サイトについては、県教育委員会も、現在、実態調査を行っていて、今後、その結果などを踏まえ、具体的な対応策を検討することにしています。


2.食料供給基地・九州をアピール
 (10/24 05:58)

食料供給基地としての九州を、宮崎からアピールです。質の高い九州の食を広くアピールしていこうと、九州の経済界が、一般企業が、農林水産業に、積極的に関わっていくという、画期的な宣言を採択しました。宮崎市内で開かれた九州経済同友会の大会では、「日本の食を考える」をテーマに、九州各地から参加した経済界のトップ約300人が、食料供給基地・九州の役割を探りました。大会では、食に関わる九州各県の企業が、食糧生産への取り組みなど、研究成果を発表しました。このうち、高鍋町で、本格焼酎を製造・販売している、黒木本店の黒木敏之社長は、焼酎かすを使った有機農法に取り組み、焼酎の原料となるイモや麦を栽培していることなどを紹介しました。(黒木本店・黒木敏之社長)「その土地の文化を支えているのは、豊かな農村があってこそ豊かな文化がある。とくに、これからの時代、それが重要である。」23日は、最後に、企業が、農林水産業へ直接参入していくことや、社員食堂で地元食材の利用を促進することなどを盛り込んだ、大会アピールが採択されました。経済同友会が、「食」に関するアピールを採択したのは、全国でも画期的だということです。


3.大学生が焼酎づくりを見学
 (10/24 05:58)

大学生たちが、23日、綾町の焼酎工場を見学し、食の安全などを学びました。企業見学会を開いたのは、宮崎産業経営大学で、幅広い職業観を養おうと、1年生240人が、雲海酒造の綾工場を訪れました。見学会では、まず、工場の担当者が、以前は、産業廃棄物として捨てていた「焼酎かす」が、現在は、家畜の飼料として有効活用されていることなど、リサイクルへの取り組みが紹介されました。また、製造工程の見学では、原料の芋は、輸入に頼らず、地元で獲れたものを使って、安全性や品質管理を徹底していることなどが紹介されていました。(参加した学生は)「地元の食材を使っているということなので、安心感を与えている」「地元でとれたものというだけでも強いのに、さらに手づくりを加えているので安心感もあるし、気持ちよく頂ける」食の安全安心が叫ばれる中、学生たちは、地元企業の取り組みに関心を寄せていました。


4.子供の体力向上に関するシンポジウム
 (10/24 05:58)

子供たちの体力向上をめざそうと、教師らが参加したシンポジウムが、宮崎市で開かれました。県教育委員会が開いたシンポジウムには、県内の小中学校と高校の教師や保護者、約200人が参加しました。シンポジウムでは、小学校で、簡単な体操を毎朝授業前に行ったり、休日を利用して、親子でスポーツテストを実施するなど、学校だけでなく、地域や自治体が一体となった具体的な取り組みが、報告されました。また、身体を動かす機会を増やすために、小林市の保育園が行っている、「遊び」の中に様々な動きを取り入れた運動プログラムも紹介され、関心を集めていました。県内の子供たちの体力は、全国と同じく、昭和60年頃をピークに低下傾向にありましたが、去年の体力・運動能力調査では、50メートル走やボール投げなど、半数以上の測定種目で、全国平均を上回ったと言うことです。県教育委員会では、測定結果の目標を高めたり、学校や地域でのスポーツ交流の機会を増やすなどして、子供たちの体力向上に努めたいとしています。


5.西武日本シリーズ進出・南郷町も歓喜
 (10/24 05:59)

西武ライオンズが、パリーグのクライマックスシリーズを制し、日本シリーズ進出を決めました。キャンプ地、南郷町のファンも喜びに沸きました。西武が、日本シリーズ進出に王手をかけた、パ・リーグのクライマックスシリーズ、第2ステージ5戦目。西武のキャンプ地・南郷町でも、約50人が熱い声援を送りました。試合は、序盤から西武打線が爆発、3回を終わって、5対0と、西武が大きくリードします。(喜ぶ南郷町民)「きょうはこのまま勝ちます!」投げては、エース涌井が、日ハム打線を3安打に抑えるナイスピッチング!結局、試合は、9対0で西武が勝ち、4年ぶり16度目の日本シリーズ進出を決めました。(南郷町・阪元勝久町長)「この喜びをさらに倍増させていただくためには、日本シリーズで日本一を勝ち取ってもらうこと、これだけです。本当にうれしいです」西武は、11月1日からの日本シリーズで、巨人と中日の勝者と戦います。


6.優良教育活動の表彰式
 (10/24 05:59)

すぐれた教育活動が、県教育委員会から表彰されました。教育功労者に選ばれたのは、小林高校女子バスケットボール部の西田次良監督と、集金業務などのシステム開発で、教員の作業負担を軽減させた、小林市スクールサポートセンターです。また、新たに設けられた優良教育実践の部では、授業や部活動への取り組みを評価して、県立学校の教員など13人が、表彰されました。


7.日本最大級帆船「海王丸」が細島に寄港
 (10/24 06:00)

日本最大級の帆船「海王丸」が、日向市の細島港に寄港しました。「海王丸」は、独立行政法人、航海訓練所の練習帆船で、商船高等専門学校の実習生ら140人余りが、訓練のため乗り込んでいます。全長約110メートル、マストの高さは、約50メートルで、大きな帆船を、地元の保育園児たちも見学していました。海王丸は、10月27日まで、細島港に停泊します。


8.振り込め詐欺防犯パトロール隊出発
 (10/24 06:01)

多発する振り込め詐欺を未然に防ごうと、23日、民間会社によるパトロール隊が発足し、早速、ATMの巡回に出発しました。パトロール隊は、ATM機を使った振り込め詐欺事件が相次いでいることから、ATMの保守点検会社が発足させたものです。23日は、宮崎南警察署で出発式が行われ、隊員を代表して宮本裕介さんが、「安心安全なまちづくりに、隊員が力を合わせて取り組みたい」と決意を述べました。この会社は、銀行や信用金庫のATM、約700台の保守点検を行っていて、隊員たちは、出発式の後、早速、ATMのパトロールに向かいました。県警察本部によりますと、今年、県内で発生した振り込め詐欺の被害件数は、10月20日現在、171件、被害総額は、約1億7300万円に上っていて、このうちの7割が、ATMの操作で被害にあっているということです。


9.乳児死体遺棄の専門学生を家裁に送致
 (10/24 06:01)

川南町の自宅で出産した、男の赤ちゃんを自分の部屋に隠していたとして、19歳の専門学校生が、23日、死体遺棄の非行事実で、宮崎家庭裁判所に送致されました。宮崎家庭裁判所に送致されたのは、川南町に住む19歳の専門学校生です。宮崎地検によりますと、この専門学校生は、9月19日の午前3時ごろ、自宅のトイレで男の赤ちゃんを出産し、そのまま自分の部屋に隠したものです。赤ちゃんは、バスタオルに包まれたあと、袋に入れられた状態で、専門学生の机の下に隠されていました。調べに対し、この専門学校生は、容疑を認めていて、「まわりの人に出産がばれるのが怖かった」と供述しているということです。専門学校生は、家族と一緒に暮らしていますが、家族は、妊娠や出産に気付きませんでした。


9.北郷町の一貫教育 児童施設完成
 (10/24 06:01)

0歳児から中学3年生までの一貫教育を、来年4月から行う北郷町に、園児を受け入れる児童福祉施設が完成しました。北郷町は、町内の保育所と幼稚園、それに小学校と中学校を同じ敷地に集め、来年4月から、一貫教育を行うことにしています。今回完成した建物は、保育所と幼稚園の子供達が利用する児童福祉施設で、一貫教育の拠点となる北郷小学校の敷地内に、3億700万円をかけて建設されました。定員は121人で、今年12月から保育所の園児が利用した後、来年4月1日からは、「認定こども園」として、幼稚園も統合される予定です。一方、北郷小学校は、来年3月までに全面改装工事が行われ、北郷中学校が統合されることになっています。北郷町では、0歳児から中学3年生までの一貫教育を、少子化対策や人材育成に活かしたいとしています。