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パリの自転車レンタルシステム「Velib」を利用してみる…写真蔵

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現在、パリ市が運用している自転車レンタルシステム『Velib(ヴェリブ)』。1500近いステーションと2万台以上の自転車を整備し、世界に類を見ないサービスだ。短期レンタルにも対応しており、旅行者もVelibをパリ観光の足として利用可能だ。



VelibのステーションにはBorne(ボルヌ)という端末が立っている。この端末で利用登録がおこなえ、その場で自転車のレンタルが可能だ
画面はタッチパネルではなく、端末下部にあるハードキーで操作をおこなう。まず最初に、言語を選ぶ。
Englishを選択。なお、来年中には日本語も追加されるとのこと。
1年間の長期利用か1日または7日間短期利用かを選択。旅行者は当然ながら短期での利用となるだろう。
Velibだけで使えるチケットを発行するのか、またはパリの公共交通で利用できるNAVIGOカードを出力するのかを選ぶ。NAVIGOカードを持てば端末操作不要で自転車をレンタルできるが、発行までに数週間がかかり、書類なども必要になる。従ってここではVelibチケットを選択。
1日利用なら1ユーロ、7日間利用なら5ユーロの登録料がまず必要。これに加えて利用時間に応じて課金される。
クレジットカードを持っていれば誰でも登録可能だ。保証金として150ユーロが必要だが、自転車をきちんと返却すれば請求はされないのでご安心。カードの請求明細にはVELIB AUTOMATEの名前で引き落とされる。
規約画面。最後まで読まないと次に進むボタンが現れないので注意。
クレジットカードの認証がおり、Velib利用の暗証番号を設定するとチケットが発行される。
これがVelibチケット。
下に表示された数字が利用番号。
Velibチケットに書かれた利用番号を入力。
登録の際に設定した暗証番号を入力。
自転車にドッキングしている端末のインジケーターが緑であるかを確認後(この表示が赤だとレンタルできない)、レンタルしたい自転車の番号を入力。
現在利用可能な自転車の番号一覧。この番号から選択。
自転車をインジケータから外せば、利用開始だ。
写真のようにインジケータが赤または黄色だと利用できない。インジケーター端末にしっかりドッキングされていない、パンクや故障などのときにはこのような表示になる。監視員が随時巡回してインジケーターを操作しているという。
このように緑であれば利用できる。
Velibの年間パス。このカード自体がICカードになっており、カードをインジケーターにかざすだけですぐに利用が可能。
Velibの年間会員カード。
Velibの運用を委託されているJCDecaux社でマネージャーを務めるThomas Valeau氏が、利用方法について解説してくれた。
Borneでインフォメーションメニューを選択すると、会員有効期限の確認や利用状況の照会ができる。
返却時に空きの駐輪スペースがないときもある。そんな時は、Borneのインフォメーションメニューで近隣のステーションで空きがあるかを確認できる。この場合、無料で15分間で利用の延長が可能。
会員の有効期限を確認。1日パスなので、残りは23時間と表示されている。
Velibの自転車。いたずら防止のためにチェーンやギア・ブレーキ部分はプロテクターに覆われている。パンクを防ぐ目的か、タイヤも太めなものが採用されている。
被視認性向上のため、LEDのヘッドライトとテールライトは走り出すと自動的に点滅するようになっている。
車体側面に貼られているVelibロゴ。
ハンドル部分もカバーで覆われている。
下が反射板、上は走行時に点滅するLEDランプ。
シマノ製のギアは3段だが、体力に自信のない人の利用も考慮してか、かなりローギアードにしつらえてある。そのため、スピードこそ出ないものの、坂道でもそれほど苦ではない。

《北島友和》

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