私は毎日、300前後のブログやニュースサイトを閲覧し、1日のうちにおおむね1,000から1,500の記事やエントリーを読んでいる。もちろんすべての本文を読むのは時間的に不可能なので、見出しを一覧表にして眺め、読む必要があると思ったものにはチェックを付けていき、後からその本文を順に読んでいくという方法を採用している。
この面倒な作業を自動化してくれる便利なサービスが、インターネット上には存在している。「RSSリーダー」がそうだ。RSSというのは、ブログやウェブサイトが発信している更新通知のデータで、RSSリーダーはこの更新通知データを収集し、自分が登録しているブログがどんな新しいエントリーを書いているのかを一覧表にして画面に表示してくれる仕組みだ。グーグルやヤフー、ライブドア、gooなどさまざまなポータルサイトが似たような内容のRSSリーダーを無料提供している。私は個人的に使いやすいと感じている「グーグルリーダー」を使っている。
以下は、私がグーグルリーダーに登録しているブログの中から、本書の内容に少しでも関係してくるであろう著名ブログを選びだしてリストにしたものだ。日本の論壇系ブログの一覧表、と見ていただいても良いかもしれない。
もちろんこのリストは私が個人で読んでいるブログのリストでしかないので、中には重要なブログが抜けているかもしれないし、あるいは「こんなブログを読んでも役に立たない!」と読者の方が感じられるブログも含まれているだろう。
だからこのリストはあくまでも参考として見ていただいて、自分自身で「自分の読むべきブログリスト」を作成されることを勧めたい。マスメディアが一律に提供した情報ではなく、自分自身の手で、自分自身のために収集した情報を読めるというのが、インターネットの最大の魅力なのだから。 (佐々木俊尚) |