日清、カップヌードル回収へ＝50万食対象、生産は継続

　食べ残しの日清食品製「カップヌードル」から防虫剤成分が検出されたことを受け、同社の中川晋社長らが23日、東京都新宿区の東京本社で記者会見し、「カップヌードルを愛する皆様にご迷惑をお掛けして申し訳ない」と謝罪するとともに、同一ラインで同じ日に製造された約50万食を回収する方針を明らかにした。
　ただ、製造工場を含めた同社の全施設で問題の防虫剤成分を使用・保管したことはなく、製造ラインには7台の監視カメラを設置していることなどから、「私ども（の施設）で混入した形跡は考えられない」と強調。生産体制見直しなどは考えていないとした。