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対リーマン公的支援「巨額すぎ使えず」 FRB議長

 【ワシントン=大隅隆】バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は7日の講演で、公的支援を得られず経営破綻したリーマン・ブラザーズについて「巨額の公的資金が必要なうえ、FRB融資に必要な担保も不十分だった」と語った。金融システムへの影響が大きく、適切な担保と引き換えに公的支援が可能だったアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)との違いを強調した。

 米政府・FRBは9月、住宅金融2公社を政府の管理下に置き、AIGに緊急融資を実施する一方、リーマン・ブラザーズへの公的支援を見送った。

 バーナンキ議長はリーマンに関し「3月に公的支援を実施したベアー・スターンズと比べ、公的支援がはるかに巨額になる見通しだった。またFRBの融資には必要な担保も不十分だった」と説明。AIGに関しては「無秩序な破綻は世界の金融市場と米国経済に与える影響が大きかった」うえ「保有資産(の売却など)で融資の回収が可能だった」と語った。(13:01)

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