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戦争を語り始めた宗教者ら、龍谷大は学徒出陣を全員調査(3/3ページ)

2008年10月20日

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写真43年11月20日、西本願寺で行われた学徒出陣の壮行会写真学徒出陣した学生の名簿作りのため、当時の学籍簿の整理をする龍谷大の学生=京都市伏見区、上田潤撮影

 大学側は調査をまとめた本を出版する予定。若原道昭学長は「学生を送り出したのは、当時の状況の中では苦渋の決断だったが、亡くなった学生の無念さは計り知れない。調査を通じて史実を認識し、社会に知らせたい」と話す。(中塚久美子)

 〈学徒出陣〉 戦況悪化による兵力不足を解消するため、43年10月2日、勅令「在学徴集延期臨時特例」が公布され、文科系の大学や専門学校などの学生らを中心に徴兵猶予が全面的に取り消された。文部科学省によると、学徒出陣した学生の総数や戦没者数を示す資料はなく、各大学の研究者や同窓会などが個別に調べている。 

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