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)損益分岐点分析

2、固定費と変動費が損益分岐点分析のモト

 @固定費と変動費とは、

 損益分岐点分析をする場合、まず理解しなければならないのは、「費用の発生の態様によって費用を区分する」という「固定費」と「変動費」の概念です。
 固定費というのは会社の売上高の増減に関係なく一定金額が発生する費用です。
 一方、変動費というのは売上高の増減に比例して発生する費用です。

 これに対して損益計算書では費用をこのように区別していません。
 費用の中身によって、会議費とか販売促進費だとか区別しています。
 つまり固定費、変動費という区別の仕方と、決算上の費用科目の区別の仕方はもともと違っているわけです。
 損益分岐点分析をするためには、固定費と変動費とに全ての費用をふるい分けることが必要になります。
 さて、損益計算書をみると、まず売上原価があります。
 商品が売れた分の仕入コストに該当するのが売上原価ですから当然これは売上に比例して増減します。
 よって変動費です。
 これ以外に販売手数料、営業マンの歩合給、出来高給なども売上高に比例するので変動費となります。
 一方、家賃、人件費、設備等の減価償却費、支払保険料などは売上高の増減に関係なく発生しますので固定費として扱います。 

 

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