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)資金繰分析

2、損益と資金繰りの違いはどこにある?

 @損益と資金繰りはどこが違う?とは

 損益の良し悪しと資金繰りの良し悪しはなぜ違うものになるのでしょうか?
 例えば、日銭商売なら毎日現金が入ってくる商売で損益計算上、売上を計上するタイミングと現金が入金されるタイミングが一致しています。
 普通の会社では、商品を売り上げてから入金されるまでタイム・ラグがあります。
 そのため会社が物を売ってからお金を回収するまでにつなぎのお金(給与、家賃、経費、商品仕入等の支払資金)が必要になります。
 会社はこれを運転資金として銀行から借入れたり、仕入業者の支払を延ばしたりして工面 をしています。これが資金繰りであって売上計上時点で認識する損益とは異なるのです。 
 

3、資金繰り表の読み方・作り方

 @資金繰り表ってどんなものとは

 会社は、資金繰りをコントロールするためのツールとして通常「資金繰り表」を作成・使用しています。
 資金繰り表の原理は、 

◎繰越残+入金―出金=資金残高 

 つまり、会社の資金余裕額がいくらになるかをそれぞれの将来の日にち毎にヨコに並べて示す表にほかなりません。
 資金繰り表を作成するタイミングは会社の資金繰りの余裕の程度によって異なりますがおおよその目安は、月に2〜3回程度でしょう。
 資金繰り表は公表される決算書などと違い、作成の有無、形式は一切自由です。
 それぞれの会社にあった工夫をすることが大切です。 

 

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