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生産性分析

2、付加価値を計算してみよう

 @付加価値とはどの部分かとは

 会社の決算書に「付加価値」という項目はありません。
 結論は、付加価値とは、売上高から、商品仕入や原材料仕入れ、外注加工費などの「外部購入費用」を差し引いたものです。
 したがって、当社が外部に支払っているお金と、お客さんが当社に支払ってくれるお金の差額が、当社が生み出している付加価値です。
 よって、売上高―外部購入費用=付加価値といえます。 

 A付加価値の算定方法とは

 付加価値の金額を損益計算書から求めるなら、人件費、賃借料、租税公課、支払特許料、減価償却費、営業利益の合計ということになります。
 これは、いわゆる外部購入費用ではないから、この部分の合計が付加価値の金額に相当します。 
 

 B付加価値の分配とは

 そこで付加価値として儲けた、そのお金はどこに行ったんでしょうか。
 「ヒト」に支払われた部分は人件費として、「モノ」に分配された部分は賃借料、減価償却料、支払特許料として、「カネ」に分配された部分は営業利益として、租税公課は経営資源ではありませんが、国家に分配された部分といえます。 
 

 Cあなたの会社の付加価値とは 

 日本企業の平均的な売上高付加価値率は、全業種平均18〜19%、製造業平均で22%強となっています。 

 

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