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(2)経営分析の基礎

1、年次比較でトレンドを知る

 @経営分析の世界へようこそとは

 さて、これからは皆さんを経営分析の世界へ案内します。
 決算書から会社の何がわかるのでしょうか?
 またわからないこととは何なのでしょうか?
 

《経営分析によって次のようなことがわかります。》

・儲かっているか? → 収益性分析
・効率よく経営されているか?→ 生産性分析
・会社は安全か?借金を支払う力があるか?→ 安全性
・資金繰りはうまくやっているか?→資金繰分析
・成長しているか?→成長性分析
・どれくらいの売上で利益が確保できるか?→損益分岐点分析

 上記のようなことを、
 会社の「過去の数値との比較」「他社比較」また「絶対値」そのものから分析するのが経営分析です。 
 

《一方、次のようなことは決算書からはほとんどわかりません。》

・経営者はしっかりとした経営戦略を持っているか?
・会社の社員は優秀か?
・今後伸びる商品や技術を持っているか? 

 経営分析は財務面に限定されるので、会社の全てがわかるわけではありませんが、
 今日、生き残るために不可欠な基本知識としてこれを機会にぜひ身につけてください。 
 

 A年次比較でトレンドを知るとは

 会社の経営分析の指数を計算した時に多くの場合その数字を何かと比較することがとても大切です。
 比較すべき数字の第1は年次比較による「過去との比較」です。
 過去の決算書やそれを元にした経営指数と現在のそれらを比較することにより、驚くほど如実に会社経営のトレンドが見えてきます。

《例えば次のような具合です》

 

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