@会社の健康とは 「健康な会社」とは、「無理なく存続できる会社」で、したがって存続が危ぶまれる会社や、存続に無理のある会社が「病気」、倒産する会社は「ご臨終」ということになります。 会社にかかわる全ての人が会社の健全な発展や安定的な存続を願っているはずです。
ですから、会社が病気にかかっているとわかったら、様々な方法で治療を試みることでしょう。 また、日頃から病気の予防に努めることでしょう。 このため、会社が健康であるための条件を知っておく必要があります。
A健康の条件とは ※会社の資金に不足のないこと。 ※会社の利益が十分あること。
会社の存続そのものは、まさに資金の有無にかかっています。 したがって、利益水準は倒産に直接関係ないといっても、利益が不十分な場合には資金不足を招き、倒産に一役買ってしまうことは疑う余地がありません。
B2つの見どころとは 貸借対照表、損益計算書には会社の状態に関するさまざまなシグナルが現れてきます。 ここでやっかいなのは、「会社が病気」といった具合に、はっきりと表現されず、あくまでも数字の羅列としてしか表現されないということです。
したがって、この数字からシグナルを読み取る力がなければ、風邪をひいているのに気がつかずに外に出かけて肺炎をこじらせるような悲劇が起こりかねません。
こうした事態を避けるためにも貸借対照表からは資金バランスを、損益計算書からは利益獲得能力を読み取ることが必要になります。
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