JUSNET Communications  produce
(2)貸借対照表・損益計算書の仕組み
2、切ってもきれない腐れ縁
 @2つの見方とは

 純資産(自己資本)の増減(元手±利益)を現金や預金のようなプラスの財産と借入金(返さなければならないという意味で)のようなマイナスの財産として示すのが「貸借対照表」で、その増減の経過(理由)を要因別にまとめたものが「損益計算書」です。両者は非常に密接な関係にあります。 

 「損益計算書」は、1年間でどれほど純資産(自己資本)が増減(利益or損失)したか、その理由は何か、ということを説明するために1年分の取引を要因別に集計したものです。 

 「貸借対照表」は、決算期末日現在という瞬間をとらえ、その時の財産内訳を示したものです。

 損益計算書と貸借対照表は、企業活動という1つの対象をフローの面とストックの面という2つの視点から眺めたものなのです。

 また、「損益計算書」で計算された利益を検算する機能も持っています。会社の損益計算書も財産の増加を持って利益とみなすという考え方が成り立ちます。

 貸借対照表は損益計算書で計算された利益について財産の増減という視点から再計算しているということもできるのです。 

 

前に見ていたページへ戻 る
次コーナーへ
前コーナーへ
トップページへ