損益計算書は、5つもの利益を計算しようという欲張りなものです。 一般的には経常利益が重視されています。
経常利益は、会社の経常的な利益獲得能力を示すものですから、会社の業績判断をするのに一番適しているといわれています。
(例えば、 営業利益で判断しようとした場合、借金が多く膨大な利息を払っている会社はどうなるのでしょうか。 また、当期利益で判断しようとした場合、当期だけ土地の売却で巨利を得ていたような会社はどうなるのでしょうか。)
しかし、会社の社会的な存在価値は如何に活動を通じ付加価値を獲得できたか、ということではないでしょうか。 そう考えると粗利益(率)は存在価値のバロメーターということもできます。
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