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(2)貸借対照表・損益計算書の仕組み
7、P/Lは利益獲得内訳書
 @ムダ遣いしやがってとは

   損益計算書は、英語で「Profit & Loss Statement」といい、その略称は「P/L」と呼ばれています。(ピーエル)
 P/Lは、会社が1年間でどれだけの利益を稼ぎ出したか計算をする書類で資本増殖の理由を明らかにするものです。
 資本家は自分のお金を経営の専門家に託して、利益を上げてもらい、その分配を受取る仕組となっています。

  これがいわゆる「所有と経営の分離」と呼ばれるもので、資本家からすれば、自分が投資したお金がどのように使われているかを知る権利があります。
 その知る権利に答えるために経営を任されている経営者は経営成績を決算書として報告するのです。

  したがって業績が悪ければ、資本家はもっと優秀な経営者に経営を託すことを考えるかもしれません。
 損益計算書は、資本家のニーズに十分に応えられるように利益獲得に至る過程を内訳書として示すよう作成されているのです。

 A報告式が便利とは 

 損益計算書にも報告式と勘定式の2つの様式があります。
 (勘定式だと読みづらいからです)

 報告式は上から下に損益を計算する形になっており、 計算の過程が段階的に示されていて、見るからにわかりやすそうです。
 実は、この「段階利益」の計算というのが損益計算書を読む場合、非常に重要な意味を持ってます。 

 

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