現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 社会
  4. 事件・事故
  5. 記事

「目印はアロハ」部屋間違えた 別人監禁容疑で5人逮捕

2008年10月23日14時11分

印刷

ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

 「借金回収」目的で男性を監禁したなどとして、警視庁は23日、川崎市中原区小杉陣屋町1丁目、指定暴力団山口組系組員、松原昌吉容疑者(34)ら5人を住居侵入と監禁致傷などの疑いで逮捕したと発表した。5人は「アロハシャツの干してある部屋だ」との情報で男性を連れ出したが、押し入った先は隣の部屋で、被害者は見ず知らずの別人だったという。

 組織犯罪対策特別捜査隊と町田署などによると、松原容疑者らは9月17日午前10時半ごろ、東京都町田市原町田5丁目のマンションで、1階に住む会社員の男性(37)宅にガラスを割って侵入。男性を乗用車に監禁し、殴るけるの暴行を加えて約3週間のけがを負わせた疑いがある。

 車中で取り上げた免許証などから別人と判明。男性は約7分後、約4.5キロ離れた路上で解放された。

 松原容疑者は事前に下見をして指示を出し、当日は付近で待機。目的の男性を知らない3人がマンションに向かったが、当日は被害者男性宅のベランダに同様のシャツがあったことから間違ったらしい。

 5人のうち1人が事件後、取り上げたポーチの中にあった鍵を返そうとして男性に電話。男性の勤務先に届けに行って同署員に逮捕された。松原容疑者に金を借りていたとみられる隣室の男性は、事件を知って転居したという。

PR情報
検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内