22日午前8時5分に那覇空港から羽田へ出発予定の全日空(ANA)120便がパイロットの「体調不良」を理由に約1時間半、出発が遅れた件で、パイロットから規定値を超えるアルコールが検出されていたことが同日、分かった。全日空沖縄空港支店は当初、琉球新報の取材に対し2日酔いの可能性を否定していたが、同日午後の全日空本社の調査で判明した。パイロットは男性副操縦士で、全日空がフライトの約1時間前に義務付けている呼気検査で1リットル当たり0・1ミリグラム以下という社の規定値を大きく上回る0・327ミリグラムのアルコールが検出された。
道路交通法が規定する自動車の酒気帯び運転は1リットル当たり0・15ミリグラム以上。
全日空本社によると、副操縦士は22日午前7時16分から15分おきに3回の呼気検査を受け、1回目は1リットル当たり0・327ミリグラム、2回目0・326ミリグラム、3回目0・265ミリグラムのアルコールが検出された。その後も数回にわたり検査したが、規定値を下回らず、午前9時6分にようやく規定値を下回った。このためこの副操縦士を搭乗させ、9時30分に出発させた。
操縦士の飲酒について航空法ではフライト前の8時間以内、全日空の社内規定では12時間以内は禁じている。全日空が副操縦士から事情を聴取したところ、フライト約12時間前の21日夜8時以前にビール中ジョッキ1杯、泡盛2合を飲んだが、12時間以内の飲酒はしていないと話しているという。(新垣毅)
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