沖縄ユタのおはらいで体調不良? 中学生5人病院へ沖縄県の宜野湾市立真志喜中学校で、民間の霊能者として知られるユタの女性を招いておはらいを行った際、女子生徒5人が体調不良を訴え病院へ運ばれていたことが22日、分かった。 同校によると、数年前から吹奏楽部で「練習中に気分が悪くなる」「霊が見える」などと話す生徒がおり、一部の保護者からの提案でおはらいをした。 部活終了後の21日午後7時すぎ、音楽室や廊下に生徒約60人と7、8人の父母、顧問の教諭が集まり、ユタが酒と塩をささげておはらいを開始。20-30分ほどして、女子生徒約20人が「気分が悪い」「息苦しい」と訴え、うち5人が過呼吸状態になったため病院に搬送された。全員、その日のうちに回復し帰宅したという。 比嘉正夫校長は「学校として認めたのではないが、父母の要望ということで黙認した。思春期に多い集団心理が影響したとも考えられる。今後は教育委員会と相談する」と話している。
【共同通信】
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