婦人公論 2008年11月７日号(10月22日発売)
定価550円(本体価格524円) 表紙: 三浦りさ子
〈私を世界一愛してくれた両親を見送って〉
母の死の３日後に、
追うように逝った父・赤塚不二夫
赤塚りえ子今年8月2日にこの世を去った天才漫画家・赤塚不二夫。日本中が悲しんだ訃報の陰で、不二夫さんの一人娘であるりえ子さんは、わずか3日前に実母も亡くなるという不幸に見舞われていました。実親の相次ぐ死で「生きる気力も体力も完全になくなっていた」というりえ子さんですが、本誌にのみ、その胸中を語ってくださっています。不二夫さんの闘病生活や最期、ご両親への思いなど、悲しみが胸に迫るインタビューです。
記事を読む――〈女性という性のなんと強いことよ〉
“鈍感力”は、
お袋からもらった
かけがえのない財産
渡辺淳一『失楽園』『愛の流刑地』で大人の赤裸々な恋愛を描き、「鈍感力」や「熟年革命」「プラチナ世代」のキーワードで世の中を動かす渡辺淳一氏。その大胆でやわらかな感性は、北海道育ちの母親に褒められて培われたものだとか。少年時代や、単身東京に出てからの里帰りのエピソードを交えて、大いに語っていただきました。目からウロコな渡辺家の子育て論をお楽しみください。
記事を読む〈体操一家の信条は、マイペース〉
息子・航平を五輪メダリスト
にした魔法の言葉
内村周子北京五輪で素晴らしい演技を披露し、団体と個人総合、２つの銀メダルを獲得した体操の内村航平選手。個人総合では、あん馬で２回落下しながらの大逆転でした。その逆境にもめげない強靱な精神力は、いったいどこから――？ 母親の周子さんにお話を伺い、その秘密を探りました。内村選手の生い立ちや五輪秘話、内村選手がかつて経験した挫折、苦しむ息子にそのとき母としてどう対応したか、子離れのつらさなど、とっておきのエピソードを通して、“体操王子”の母が、子育ての極意を語ります。
記事を読む
第27回／夫と世間という壁
男はすべてマザコンである。よく言われることですが、かなり当たっているでしょうね。そして、歳を重ねるほどに、ということは実家を出て自立し顔を会わさなくなるほどに、母親は息子の中でどんどん神格化されていくようです。
母親の法事のあとの兄弟会食の席、何十年かぶりに開かれた小学校時代の同窓会での元悪童たちの思い出話などなど、聖母伝説はとめどもなく脚色されていきます。果たして、生身の母親ってそんなに立派でしたっけ。
[本誌] 2008年11月7日号(10月22日発売)
特集 「正しいお母さん」を、頑張りすぎないで 子どもがキレたり、事件を起こしたり……そのたびに社会から母親への要求は増えるばかりです。「きちんとしなければ」という思いに駆 られ、正直、くたびれていませんか。ちょっと肩の力を抜いてみたら、それまで気づかなかった親子の関係が見えてくるかもしれません
婦人公論ブログへ
公式サイトリニューアル1周年記念 カバーコレクションページ開設！
「婦人公論」公式サイトのリニューアル1周年を迎えたことを記念して、「FUJINKORON COVER COLLECTION」を開設しました。本誌リニューアル第1号（1998年3月22日号）の松田聖子さんに始まり、約11年間分の表紙を一覧できます。各表紙から該当する号の目次を見ることもできます。ぜひアクセスください。